商品検査室だより

2024年4月度 食物アレルゲン表示の変更について

アレルゲン表示が義務付けられた品目(特定原材料)に「くるみ」が追加されています 

特定原材料は表示義務として8品目あります

たまご、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生(ピーナッツ)、くるみ

 「くるみ」は、2023年4月から表示が義務付けられることになりましたが、経過措置期間が設けられており、完全に施行されるのは2025年の4月1日です。
 以前は特定原材料に準ずるものでしたが、健康志向の高まりによりナッツ類全般の消費量は増加傾向にあり、全国実態調査により、くるみアレルギーを発症する人は年齢を問わず急増しており、追加となりました。

 また、表示を推奨している特定原材料に準ずるものについては20品目あります(下参照)が、同じく近年の実態調査の結果から「まつたけ」が対象外となり、新たに2024年3月28日「マカダミアナッツ」が追加されました。

特定原材料に準ずるもの

アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

【商品検査のとりくみ】商品検査数 956件(計画比94.7%)

〈4月度検査状況(24.3.21~24.4.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 691 なし 問題ありませんでした。
残留農薬検査 45 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 152 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
19 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 12 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

37 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】66件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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