商品検査室だより

2024年3月度 培養土のお話

培養土を使ったら、カビやキノコが生えてきて、においもするわ…

 培養土とは、植物の栽培に適した土壌を作るために、様々な原料が配合されており、中には、肥料や堆肥が配合されているものもあります。
 土の改良に役立つ堆肥は、動物のふんや落ち葉などを発酵させたもので、発酵時の熱で温度が上がるため、虫の卵が混入していた場合には死滅します。
 しかし、使い始めると、水分を含んだ堆肥内の微生物が活発に動きだし、においにコバエが寄ってきたり、温度や湿度等、条件がそろうとカビやキノコが発生する場合があります。

対処をすれば、そのまま育てても植物に影響はありません

■カビが生えてしまった場合
 風通し、日当たりのよい場所で使用しましょう。
 気になる場合は、土を上からかぶせてください。

■キノコが生えてしまった場合
 キノコと周辺の土を取り除きましょう。

植物に合った土を選ぼう!

植物によって必要な生育環境や栄養などが異なるので、育てる植物に応じて土も配合を変える必要があります。
紫陽花は、品質の特性にもよりますが、土の酸度(pH)によって花色が変化するといわれています。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 962件(計画比94.9%)

〈2月度検査状況(24.2.21~24.3.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 700 1 問題ありませんでした。
残留農薬検査 57 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 129 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
18 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 16 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

42 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】84件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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