商品検査室だより

2022年9月度 電子レンジ調理の時間について

冷凍食品を電子レンジで温めたのに中身が冷たい…ということはありませんか?

 電子レンジはマイクロ波が食品中の水分子を振動させて温める仕組みです。
 商品パッケージに記載されている通りに温めても、レンジの機種や経過年数、食品の温度や、食品を置く位置などによって、温まり方が異なります。パッケージに記載されている調理時間は「目安」となっていますので、ご家庭で調理される際に調整しながら温めてください。
 また、自動で温める「オート」機能は使用せず、パッケージ表記の時間を目安に調理されることをおすすめします。調理後、まだ十分に温まっていないと感じたら、10秒ずつ加熱を追加して様子を見ましょう。一気に温めすぎると、真っ黒に焦げてしまう場合があります。

イメージです

調理の目安時間とは…

 製造元では実際に商品を電子レンジ調理してデータを取って調理時間を決めていますが、電子レンジには様々な種類があります。
 ワット数の違いやトレーの回転機能の有無など、それぞれ異なる機種のレンジ全てで調理テストを行うことはできないため、パッケージ記載の時間については「△ワット・◇個・☆分」のような目安表示を記載しています。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1,422件(計画比111.2%)

〈9月度検査状況(22.8.21~22.9.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 988 1 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 60 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 216 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
34 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 19 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

105 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】84件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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