① 食中毒の主な原因は微生物です。検査室では食品の中の細菌やカビ・酵母などの微生物を調べています。
② 検査対象となる新規商品については、事前検査を100パーセント実施しています。
①試料液を作る
食品に滅菌された水を混ぜた検査のもととなる液
②試料液を培地に塗る
寒天培地と液体培地があり、調べる細菌によって選ぶ
③菌を培養する
それぞれの細菌に適した温度や時間で保管して育てる
④菌をカウントする
菌をカウントし、問題がある場合は再検査を行います。製造者に製造工程の改善を依頼、場合によっては工場点検を実施し、安全の確認を行なっています。
培地に寒天を使用する理由は、固形なので培養した細菌がその場所にいてくれるため観察しやすいからです。
細菌は肉眼で見えませんが、培養後の細菌は数えることができます。
〈8月度検査状況(22.7.21~22.8.20)〉
検査の種類 | 検査件数 | 注意品 | 内容と結果 |
---|---|---|---|
微生物検査 | 641 | なし | 問題ありませんでした。 |
残留農薬検査 | 39 | なし | 問題ありませんでした。 |
理化学検査 | 222 | なし | 問題ありませんでした。 |
残留放射能 (放射性物質)検査 |
32 | なし | 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした (検出限界値は各20ベクレル/㎏)。 |
輸入食肉検査 | 18 | なし | 問題ありませんでした。 |
その他 ※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など |
41 | なし | 問題ありませんでした。 |