納豆は、大豆を納豆菌で発酵させて作っています。納豆菌は発酵後も生きているため、製造工場では冷蔵温度帯(0℃~10℃)で保管することで休眠状態にしています。
ところが、温度が上昇すると納豆菌が再び活発に働きだします(二次発酵)。発酵が進みすぎると以下のような状態になることがあります。
● 糸引きや粘りが弱くなる。
● 色が濃くなる。
● アンモニアのようなにおいが感じられる。
● シャリシャリとした食感になる。
なお、発酵が進んだ納豆を食べても健康に影響はありませんが、食味は低下します。
二次発酵を抑えるためには、納豆の温度を上昇させないことがポイントです。購入後はなるべく早く冷蔵庫に入れてください。
納豆の発酵が進むと、大豆が分解されてアミノ酸の一種の「チロシン」の結晶が出るためです。
「チロシン」は、たけのこにも多くふくまれているもので、白い結晶が見られることがあります。
〈4月度検査状況(22.3.21~22.4.20)〉
検査の種類 | 検査件数 | 注意品 | 内容と結果 |
---|---|---|---|
微生物検査 | 785 | 2 | 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。 |
残留農薬検査 | 63 | なし | 問題ありませんでした。 |
理化学検査 | 206 | 1 | 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。 |
残留放射能 (放射性物質)検査 |
22 | なし | 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした (検出限界値は各20ベクレル/㎏)。 |
輸入食肉検査 | 18 | なし | 問題ありませんでした。 |
その他 ※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など |
34 | なし | 問題ありませんでした。 |