商品検査室だより

2022年2月度 化粧品による肌トラブル

化粧品を使って「赤くなった」「痛くなった、かゆくなった」という経験はありませんか?

 化粧品は多くの人に安心してお使いいただけるよう、開発時に様々な試験を行い、安全性を考慮して製造されていますが、次のような要因によって、今まで問題がなくても肌トラブルがおきることがあります。
 ◆季節(紫外線の強い季節・気候変化)
 ◆年齢
 ◆食品(栄養バランスくずれ・ビタミン不足)
 ◆病気など(ストレス・体調変化)
 化粧品を使ってお肌にあわない時や、何らかの症状がでた時は使用を中止してください。また、症状が続く場合は皮膚科専門医などに相談されることをおすすめします。

 初めての化粧品を使う場合や、季節の変わり目などには、お肌にあうか、試し使い(パッチテスト)をすることをおすすめします。
 ① 清潔な状態で上腕(二の腕)の内側の皮膚など、やわらかい部分につける。
 ② その後(1~2日間が目安)しばらく放置して、お肌の様子をみる。
 ※ 肌トラブルがおきたらすぐに洗い流してください。

無香料化粧品とは?

 「無香料」とは成分に香料を配合していないという意味です。そのため、無香料=無臭というわけではなく、原料特有のにおいを感じる場合があります。
 化粧品の原料は安全性・においなどを考慮して選んでいますが、体調や個人差、温度・湿度などの環境により、においの感じ方は異なります。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1,023件(計画比98.8%)

〈2月度検査状況(22.1.21~22.2.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 709 2 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 35 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 180 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
24 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 0 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

75 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】95件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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