商品検査室だより

2021年10月度 りんごの豆知識

「サンふじ」「サンつがる」などの「サン」の意味は?

 多くのりんごは、果実が小さいうちに袋をかぶせ、収穫前に袋を取って日光に当てます。病害虫から果実を守る、傷がつきにくい、貯蔵性が向上する、などの長所があり、有袋(ゆうたい)栽培と呼びます。
 一方、袋をかぶせないで育てる方法を無袋(むたい)栽培といいます。有袋に比べて見た目はやや劣りますが、日光をいっぱい浴びて育ち、糖度が高く味の濃いりんごになります。
 「サンふじ」「サンつがる」など、名称の頭に「サン」が付いているりんごは、無袋栽培を意味しています。ぜひ、食べ比べてみてください。

りんごの表面のべたつきって大丈夫??

 りんごの表面が「べたべた」していることがあります。これはりんごに含まれるリノール酸やオレイン酸が皮の成分と反応してできたもので、りんごが完熟して食べごろになったサインです。
 りんごの保温・保湿に役立ちますので、洗い落として保存するのはやめましょう。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1254件(計画比102.8%)

〈10月度検査状況(21.9.21~21.10.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 750 なし 問題ありませんでした。
残留農薬検査 42 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 255 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
32 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 22 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

153 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】145件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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