商品検査室だより

2021年7月度 かぼちゃ

かぼちゃ

使おうと思ったら、中身が白くなっていた。
白い部分は何でしょうか?

 白くなっている部分は、かぼちゃの成分である糖質やデンプン質が白く結晶化する「クリスタル」と呼ばれるものです。
 「クリスタル」は、天候や急激な気温の変化による影響で、果肉の水分が蒸発し発生すると考えられています。内側に発生することが多いため、発生した場合は外見では識別できず、切断面からも発見できないことがあります。
 食されても問題はありませんが、加熱すると青臭いようなにおいや、苦味を感じることがあります。
 発見時には担当者までお申し出ください。

 かぼちゃのカット面が白くなる現象も、かぼちゃのデンプン質によるものです。かぼちゃに含まれるデンプン質は、カットした直後は透明ですが、水分が少なくなっていくと、表面が乾燥して結晶化し、白く見えることがあります。
 健康を害するものではありませんので、安心してお召し上がりください。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1235件(計画比104.0%)

〈7月度検査状況(21.6.21~21.7.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 750 3 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 57 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 214 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
38 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 23 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

153 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】135件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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