この場合、おそらく20分前に食べた卵は原因ではないと思われます。
細菌やウイルスが体に入ってから症状があらわれるまでを“潜伏期間”と言います。
卵に付着して食中毒を起こす可能性のある細菌として「サルモネラ」が有名ですが、サルモネラの潜伏期間は約6~72時間後で、約8~24時間後に発症することが多くあります。
細菌の種類により、潜伏期間は異なりますが、潜伏期間が短い黄色ブドウ球菌(手指のキズなどから感染)でも約1~5時間、長い細菌ではカンピロバクター菌(汚染された鶏肉などから感染)で約1~7日です。
~食中毒を防ぐコツ~
①迅速(速やかに食べきる)
②温度管理(冷蔵・冷凍保存、加熱など)
③清潔(手洗い、調理場所や器具の洗浄・消毒)
商品検査室では、新規に企画する商品の事前検査はもとより、共同購入や店舗商品の抜取検査、店舗の調理場等の検査など、きめ細やかな細菌検査を実施しています。
〈4月度検査状況(21.3.21~21.4.20)〉
検査の種類 | 検査件数 | 注意品 | 内容と結果 |
---|---|---|---|
微生物検査 | 801 | 3 | 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。 |
残留農薬検査 | 53 | なし | 問題ありませんでした。 |
理化学検査 | 158 | なし | 問題ありませんでした。 |
残留放射能 (放射性物質)検査 |
30 | なし | 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした (検出限界値は各20ベクレル/㎏)。 |
輸入食肉検査 | 22 | なし | 問題ありませんでした。 |
その他 ※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など |
162 | なし | 問題ありませんでした。 |