商品検査室だより

2021年1月度 缶詰のお話

フタを開けようとした時に、リングがとれてしまったことはありませんか?

多くの缶詰がイージーオープン缶(EO缶)となっていて、缶きりを使用せずに手軽に開けることができます。
 EO缶のフタには開封のための溝(スコア部)が設けてあり、リング(プルタブ)を引き上げると、リングの先端が溝にあたって、溝が切れることでフタがあけられる仕組みになっています。

リングの先端が溝からずれた位置にある状態でリングを引き上げると、リング先端がフタ表面にあたってしまいます。このとき、てこの原理でリングのつけ根に負荷が加わってしまい、つけ根部分からとれることがあります。

EO缶は手軽さがある一方、衝撃を受けたり、リングがわずかに持ち上がったりすると、溝が切れて(スコア切れ)、中身がもれることがあるので、注意してくださいね!

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1068件(計画比94.7%)

〈1月度検査状況(20.12.21~21.1.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 704 なし 問題ありませんでした。
残留農薬検査 36 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 211 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
38 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 20 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

59 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】145件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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