商品検査室だより

2020年7月度 箱入りの飲料について

暑い時期には、缶ビールの消費が増えますね。同時に、破損のお申し出も多くいただきます。
ビールが入っているアルミ缶の厚さは、各社共通で約0.1ミリ。通常の取り扱いには十分な強度ですが、過度の衝撃や突起物には弱い面があります。
ダンボールに入ったまま落下したり、尖ったもの・角ばったものが押しつけられると…

キズ・凹み・小さな穴・亀裂 が生じてしまいます。

工場では、箱詰めまで機械が自動で行い、缶を傷つけないように製造して、万一落下したものは廃棄しています。工場出荷後~配送中の取り扱いには十分気を付けます。
ご家庭でもできるだけ衝撃をさけるようにして「ドスン!」と置かないようにしてくださいね。

ほかにも、ペットボトルの注ぎ口部分がめり込んだり、ラベルのミシン目が切れて破れることもあります。残念ながらそのようなものが届いたときには、担当までご連絡ください。交換いたします。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1387件(計画比109.9%)

〈7月度検査状況(20.06.21~20.07.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 940 11 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 62 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 241 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
51 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 21 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

72 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】156件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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