商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2019年2月度 バナナについて

お申し出

バナナが黒く変色しているのはなぜ?

検査室からの回答

 バナナは収穫後も呼吸しており、熟度が進むことで緑色から黄色に変わっていきます。産地で緑色の未熟な状態で収穫後輸出し、国内に入った後、「室(ムロ)」と呼ばれる加工場にて「追熟」というバナナを黄色くする作業を行います。しかしながら、その時期の気温やバナナの糖度により「室(ムロ)」での保管日数が長すぎますと熟度が進みすぎてしまい、出荷からお届けまでの間で生じたスレ、打ち身などの部位がタンニン(ポリフェノールの一種)により黒く変色する事がございます。
 何ら健康を害するものではございませんので、お召し上がりになられても問題ありませんが、変色の強いものがございましたら担当者もしくは組合員サービスセンターまでお申し出ください。交換させていただきます。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1696件(前年同月1685件)

〈2月度検査状況(19.01.21~19.02.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 1162 3 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 69 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 262 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
63 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 32 なし 問題ありませんでした。

外注検査に出したもの

1 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

107 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】226件(前年同月259件)

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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