商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2018年8月度 新米を炊くときの水加減

お申し出

そろそろ新米のシーズンやけど、炊くときの水加減は変えた方がいいの?

検査室からの回答

 いつも通りか、やや少なめがおすすめです。
 新米が「水分が多い」といわれていたのは昔の話で、以前は自然乾燥(天日干し)が主流でしたので少なめに炊くのがコツと言われました。しかし最近では機械による乾燥が主流になっており、また、現在ではお米の水分量は、新米も古米も15%程度と決められおり、1年を通じて水分量は変わらないように精米しています。新米の特徴のとして柔らかくアルファ化(糊化=のり状にベチャッとなる)しやすい性質のため、まずは「いつもの水加減」で炊いて様子を見て、お好みに合わせて調整してください。無洗米も同様です。

お米の検査について
 おおさかパルコープではDNA検査で品種の確認をしています(昨年度28件実施・以下同じ)。それ以外にも残留農薬検査(28件)や、17都府県の産地を対象に、残留放射能検査(9件)も実施。また、ご飯の風味に関わるお申し出を中心に米鮮度検査を実施。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1467件(前年同月1384件)

〈8月度検査状況(18.7.21~18.8.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 990 18 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 56 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 247 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
61 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 32 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

81 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】203件(前年同月246件)

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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