商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2018年2月度 CO・OPマーガリン類の「トランス脂肪酸」について

お申し出

CO・OPのマーガリン類に「トランス脂肪酸」はどのくらい含まれますか?

検査室からの回答

 トランス脂肪酸のとり過ぎによる健康影響が大きな話題になったことを受け、CO・OPのマーガリン類については、原材料の見直しによりトランス脂肪酸の含有量を低減しています。また、商品へのトランス脂肪酸の含有量表示を今年上期中に実施予定です(順次切り替え)。

〈CO・OPマーガリン類のトランス脂肪酸含有量(1食10g当たり)〉

分類 商品名 トランス脂肪酸
マーガリン コーンマーガリン 0.02
コーンマーガリン
(遺伝子組換え原料不使用)
0.02
ケーキ用マーガリン 0.08
ファットスプレッド NEWソフト 0.06
コーンソフト バター入り 0.03

測定年月(2016年6月~2017年6月)


~なぜ「トランス脂肪酸」が問題?~
摂りすぎると「動脈硬化」「心臓疾患」のリスクを高めるとされているから。WHO(世界保健機関)では、一日の総摂取エネルギー量の1%未満にするよう勧告しています(1人1日あたり約2g未満に相当)。平均な日本人の場合、トランス脂肪酸の摂取量は一日の総摂取エネルギー量の約0.3%(約0.65~0.68g)といわれ、脂質に偏った食事をしている人は留意する必要がありますが、通常の食生活では健康への影響は少ないと考えられます。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1685件(前年同月1645件)

〈2月度検査状況(18.1.21~18.2.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 1119 8 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 73 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 269 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 47 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 34 なし 問題ありませんでした。

外注検査に出したもの

4 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

139 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】259件(前年同月214件)

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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