商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2017年11月度 CO・OP カイロレギュラー30枚(箱入)

お申し出

使い捨てカイロが温かくならない。なぜ?

検査室からの回答

 使い捨てカイロが発熱するには、実は空気が必要なのです。使い捨てのカイロは、袋内の鉄成分と空気中の酸素が反応した際に生じる熱を利用しています。そのため、使用時に酸素の量が少なくなると発熱量が落ちてしまうことがあります。
 特に空気の通りにくい素材の服(ウインドブレーカーなど)の内側で使うと、酸素の供給が悪くなり、十分に発熱しない場合があります。また、カイロを外気にさらした状態で使用すると、発熱した熱が放出してしまい、あたたかさを感じにくくなる場合があります。
※カイロには「貼るタイプ」「貼らないタイプ」など様々ありますが、用途に応じて設計や使い方が異なるのでパッケージの表示をよくご確認ください。

熱くなりすぎることもあるのでご注意を!
酸素の供給が多くなると熱くなりすぎることもあります。
例えば「靴下に貼るカイロ」を靴の中以外(スリッパなど)で使用すると、酸素が過剰に供給され高温になるとともにカイロが膨らむことも。
また、汗など水分が影響して発熱が進むこともありますのでご注意ください。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1693件(前年同月1662件)

〈11月度検査状況(17.10.21~17.11.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 973 14 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 89 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 395 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 80 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 33 なし 問題ありませんでした。

外注検査に出したもの

4 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

119 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】250件(前年同月275件)

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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