商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2016年5月度 液体の商品の内容量の表示について

お申し出

  • 商品によって内容量の表示(リットル・ミリリットル)がちがうのはなぜ?

検査室からの回答

  • 液状食品の内容量(体積)を表す「ℓ(リットル)」と「mℓ(ミリリットル)」の単位。
    表す意味は同じですが、商品の種類によって使い分けられています。
    その由来は、商品が最初に製造された時の単位の名残と考えられています。
    例えば、牛乳は牛乳瓶の内容量が200mℓだったことから、その流れを受けて、500mℓ、1000mℓと「mℓ」が使われてきました。
    また、みりんや料理酒などは、一升瓶(1.8ℓ)で製造されていたことから「ℓ」が使われてきたと考えられています
    また計量法では、加工食品の内容量は重量(kg・g)、体積ℓℓ・mℓ)のどちらの単位で表示してもよいことになっています。
    どちらで表示するかは製造・販売元が決めますが、容器に詰める中身を重量で量っている商品はkg・g、体積で測っている商品はℓ・mℓで表示されるのが一般的のようです。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1415件(前年同月1382件)

〈5月度検査状況(16.4.21~16.5.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 927 9 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 64 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 251 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 57 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

116 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】297件(前年同月304件)

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

> バックナンバーを見る