商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2016年4月度 「さくら卵 いろいろパック」

お申し出

  • 割ってみたら白身部分が透明でなく白濁していて、白い糸のようなものも目立ちます。古いたまごでは?

検査室からの回答

  • 産みたての鮮度のよい卵は、炭酸ガスを多く含んでいるため、白身が白く濁って見えます。
    卵白内の炭酸ガスは殻の隙間(気孔:卵は呼吸している)から外気に放出され、時間の経過とともに減少していって、次第に卵白は透明になっていきます。
    卵白が白く濁り(濃厚卵白)盛り上がって見えるのは、新鮮な証拠といわれています。
    新鮮な卵はゆで卵にすると薄皮が白身に張り付いてむきにくいのも、同じ理由からです。
     白身の一部に、モワモワと固まったような白い部分がある場合は「カラザ」です。
    カラザは黄身を支え、黄身を白身に包まれた卵の中心部に位置させる役目をしています。
    黄身を殻(外気)から最も遠くに位置させ、殺菌作用を持つ白身で守るためで、産みたての新鮮な卵は、カラザがはっきり見えます。
    振動や回転で、繊維状にからまったカラザが伸びてほどけると目立たなくなります。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1672件(前年同月1283件)

〈3月度検査状況(16.3.21~16.4.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 1214 10 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 58 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 207 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 63 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

130 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】261件(前年同月339件)

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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