2021年09月27日
パルコープでは、大阪市とフードドライブ連携協定を結んでいます。大阪市環境局から事業を受託されている環境事業協会・ネイチャーおおさか共同企業体の依頼を受け、高校生向けの出前講座を行いました。
この日は、鶴見商業高校の3年生・約200名を対象に食品ロス問題やパルコープのフードドライブ活動についてお話ししました。鶴見商業高校では、SDGsに関係する研究テーマを各自が設定し、調査・研究を行う課題研究(通称、鶴商ゼミ)という授業があります。今回は生徒の興味が多かった「食品ロス」の問題に取り組んでいる企業から直接、話を聞く機会となりました。
日本では年間約630万トンの食品ロス(まだ食べられる食品が廃棄されること)があると言われています。内訳を見ると、食品をあつかう事業者から出るものと、一般家庭から出るものは同じくらいの割合です。
具体的な例としてお店で売られている食品は、「3分の1ルール」があり、製造日から賞味期限まで3分の1を切ったものは値引き販売・廃棄などになります。食品ロスをなくすには、販売者の適正な仕入れと買う側の理解も大切です。日本人の鮮度を重要視しすぎる習慣をもう一度見直すことも必要かもしれません。
食品ロスをなくす取り組みのひとつの「フードドライブ活動」が、身近な鶴見区でも行われていることも紹介しました。
誰ひとり取り残されることなく、人類が安定してこの地球で暮らし続けることができるように、世界のさまざまな問題を整理し、解決に向けて具体的な目標を示したのが、SDGs(持続可能な開発目標)。
食品ロスやフードドライブは、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」「つくる責任つかう責任」に該当する問題です。