掲載日:2019年08月26日
なめらかで口当たりが良いじゃがいも「さやか」と 他の具材とマッチするマヨネーズを使っています(田中部長)全国に工場があるケンコーマヨネーズさん。今回は「まるごと北海道ポテトサラダ」を作っている西日本工場にうかがいました。 |
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当社は1958年の創立以来、業務用食品メーカーとしてプロの方々に向けた商品を開発・お届けしてきました。
この工場は取り扱いアイテム数約220種類のうち、ポテトサラダの製造が5割弱を占めています※。工場が舞鶴にある理由も、北海道からフェリーで直接じゃがいもを運べるから。毎日50~60トンものじゃがいもが届きます。まさにポテトサラダのための工場というわけなんです。北海道から届くじゃがいもの状態は毎日違います。その微妙な違いを感じ取り、皮むきの加減などを調整しながら製品に加工。ポテトサラダの製造工程で出たじゃがいもの皮(ポテトピール)は、敷地内にある飼料製造装置で液状化し、豚の飼料として活用しています。その量は1日11トンにもなりますが、国内発の取り組みとして2010年に導入し、環境に配慮したモノづくりを行なっています。
数年前に北海道で起こった台風被害では、じゃがいもの在庫がなくなってしまうという窮地に陥りましたが、「絶対に絶やさない。北海道産を何とかお届けしたい!」という一心で各所と連携を取りながら動きました。メーカーの責任として、安全・安心の為の取り組みも含め、当たり前のことをいかに当たり前にしていくかが一番大事だと考えています。
※西日本工場では500gを製造。150gは山梨の工場で製造しています。
このポテトサラダは、街のパン屋さんのサンドイッチや総菜パン、量販店のパック惣菜、ホテル、レストランなど幅広くご利用いただいています。もともと業務用ですので、市販ではなかなか売っていないんですよ。"年間通して北海道産の素材を使った商品ができないか"ということで開発がスタートし、使用するじゃがいもには色白ですっきりした味わいの「さやか」という品種が選ばれました。なめらかな食感と口当たりの良さが特徴で、サラダや煮込み料理などに向いています。ポテトサラダにした時に、年間通して同じかたさ・品質を維持できるよう試行錯誤を重ねて作り上げた思い入れのある商品です。使っているマヨネーズはもちろん当社オリジナル。あまり主張せず素材の味を邪魔しない、かつ他の具材とマッチするマヨネーズを独自に作っています。
「まるごと北海道ポテトサラダ」を使って
ポテサラ春巻き
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