掲載日:2019年06月24日
天日干しの加減は熟練の職人たちが、かたすぎずやわらかすぎない
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当社の創業は昭和元年、祖父が始めて、私で3代目になります。シラス製品(釜揚げシラス・ちりめんじゃこ)と、いかなご製品の製造卸売業を営んでおり、1月〜4月はいかなごを、5月〜12月はシラスを製造しています。淡路島は、四方を海に囲まれた豊かな漁場が魅力。中でも、育波(いくは)漁港が面している播磨灘(はりまなだ)は、潮流が激しく、身の締まったシラスが水揚げされます(育波漁港の水揚げ量は県内トップクラス)。当社は育波漁港の目の前にあり、その立地条件を活かして獲れたての魚を鮮度よく炊き上げ、製品にしています。
ちりめんは鮮度が落ちるのが早いため、 いかに早く茹で上げるかが勝負。鮮度のことを常に考え製造しています。製造にあたっての一番の苦労は、海の中にあるゴミ・異物(特にマイクロプラスチック)を取り除くこと。そのため、当社は機械設備に力を入れており、常に新しい機械を取り入れ、不純物をより多く取り除くための努力を続けています。ただし機械に頼りきらず最終的には目視による選別を行なっています。また、天日干しの加減も人の手でないと分かりません。熟練の職人たちが手触りで、かたすぎず、やわらかすぎない最高の乾燥具合に仕上げます。
今は息子2人も取締役として頑張ってくれています。頼もしいですね。私もそうでしたが、子どもの頃から当たり前の様に家業を手伝い生活の一部としてここまできたので、長年の経験から目利きや天日干しの感覚は染みついていますよ。
これからも、鮮度と旨味をとじこめた獲れたての海の幸をお届けするため、家族と従業員一同頑張ってまいります。
買付のポイントとして、右側のカタクチイワシが多いものが良い。
「優しい顔がカタクチ、ちょっと受け口なのが平子なんですわ」
「淡路島産旬漁れちりめん」を使って
ちりめんじゃこと絹サヤのガーリック炒め
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