生産者さんおじゃましまーす

掲載日:2019年04月29日

キムチのきもち / 大阪市生野区・コーライ食品(株)

大阪鶴橋キムチ本来の味を大切にした"かぶのまま"の「キムチのきもち」は、 メーカーさんと支所職員が一緒になってつくる開発商品の先駆けで、今年で誕生5年目を迎えます。

辛いだけでなく甘味・旨味のある唐辛子を
使っているのが「キムチのきもち」です(中原専務)

コーライ食品さんに、改めて「キムチのきもち」開発当時の思いを聞くと、
そこには並々ならぬこだわりと愛情がうかがえました。

 キムチは、ソウルオリンピック(1988年)のころから一般化してスーパーなどでも販売されるようになりました。それまでは「朝鮮漬」と呼ばれ珍味扱いだったんです。当社は1989年に創業し、鶴橋のコリアンタウンで対面販売という形でスタート。パルコープさんとは、まだ小さいキムチ屋さんの頃に店舗でのお取扱いからお付き合いが始まり、やがて共同購入でも「大阪鶴橋こく旨キムチ」をはじめ数種類のキムチを販売させていただくようになりました。

「キムチのきもち」はパルコープさんと1年かけて本気で取り組んだ特別なキムチ

 「キムチのきもち」の一番のこだわりは"唐辛子"。キムチのおいしさは唐辛子で決まると言っても過言ではありません。生野区界隈の一部のお店にしか下ろさない、コリアンタウンにあるこだわりの強い唐辛子屋さんのものを使用しています。辛いだけでなく甘味・旨味のある唐辛子ですので、他社には絶対に真似のできないキムチに仕上がります。
 また、キムチというのは、造り手が変わると味が変わってしまうとても繊細なもの。レシピなんてあってないようなものなんです。ですから「キムチのきもち」はいつでもおいしい!と言っていただけるよう、自家製のタレ「ヤンニョンジャン」を造るのは私一人と決めています。 おかげさまで、キムチに強いこだわりを持った方や、キムチが苦手という方にも「これはおいしい」と嬉しいお声をいただきます。これからもコーライ食品の味と、必ず人の手をかけることに信念を持って日々精進して参ります!

 2013年2月当時、生野区コリアンタウンを配送エリアに持つ鶴見支所職員の皆さんと一緒にプロジェクトチームを立ち上げ開発。味の再現に苦戦したりと紆余曲折ありましたが、お互い絶対に『めっちゃ美味しい!』と言ってもらえるキムチを造りたい一心で妥協せずに挑みました。

白菜・塩・オキアミなども厳選したものを

 漬け込みなどの製造方法のこだわりは、時季により変わる白菜の塩ふりからタレ塗りまで手作業でしか感じ取れない変化を見極めていること。塩は、オーストラリアの天日塩を使用し、塩辛い並塩に比べてカドの取れたまろやかな口当たりものを使用。旨味のオキアミは、一般的に使われる"塩辛"にあわせて"乾燥オキアミ" も入れて旨味に奥深さも出しました。
 開封後はできるだけ早く食べてほしいのですが、賞味期限に近づくと酸味がでているキムチのおいしさも楽しむことができます。酸味は乳酸菌が増している証拠ですのでご安心を。酸味が苦手な方は、炒め物やキムチ鍋などの具材としてご利用くださいね。

 キムチは切るとカット面から白菜の水分と旨味が流れ出て、だんだん味が薄まったり醗酵が早まったりしちゃうから、本当は食べる時に食べる分だけ切る方が最後までおいしく食べられるんだ。だからあえて"かぶのまま"なんだよ。まさに「キムチのきもち」を考えた商品だね!

おすすめレシピ

キムチとまぐろのミルフィーユ風

「キムチのきもち」を使って
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