生産者さんおじゃましまーす

掲載日:2016年01月25日

紀ノ川の柑橘定期便/和歌山県・紀ノ川農協

届けてくれる柑橘*かんきつ*の量も適量ですね。説明のカードを興味深く読みながら味わいました

届けてくれる柑橘の量も適量ですね。説明のカードを興味深く読みながら味わいました(利用された組合員さんの声)

柑橘のおいしい季節に紀ノ川農協さんでセットを作ってもらっている「柑橘定期便」。
今回は、園地2カ所にうかがいお話をお聞きしました。

岡 豊章さん

紀ノ川農協の"八朔部会"の部会長でもある岡さんの畑は山の上にありました。

23歳から17年くらい農業に携わっています。親も農家だったから、農家の英才教育を受けてね。
今年は僕のところは摘果がちょっと遅れたけど、夏場にころあい良く雨が降ってくれたから玉太りがいいよ。
八朔は"ちら苦い"のが好きな人が多いね。その味を若い子たちにぜひ食べてほしい。なかなか八朔をたべる環境も減ってきて味を知らない子が多い。
「どうしたら普及できるか」と、小学校の給食にカットフルーツにして出してもらったりもしてる。
一人でもおいしいと思ってくれて、家に帰ってからお母さんに「八朔っていうのがおいしかったよ」と言ってもらえたら広がりが生まれると思うんよ。輸入のフルーツばかりでなく、日本の果物を食べる機会にしてほしい。『皮がごっついなあ』と知ってもらうこともいい勉強になると思うし。
この辺は柑橘の適地。こんな産地を大事にしたいという思いもあるね。

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佐田 政彦さん

新規就農の若い子を受け入れて、教える佐田さんは草刈りの最中でした。

いちばん大変なのは、夏の草刈りやね。暑い中の作業だし、夏は草の成長が速くてすぐ伸びてきてしまう。除草剤を撒ければいいんだけれど、僕の畑は和歌山県の特別栽培農産物認定を受けているから限られた回数しか使えないんやね。虫も気をつけないとアカン。ヤノネカイガラムシっていうやつは、実の皮とかに寄生して見た目に茶色のゴマみたいなのが付く。中身には影響ないけど、そうなったら気持ちわるがられるし、出荷できなくなるね。八朔*はっさく*だけでも離れた場所に12カ所もあるから、行くの忘れる時もあるよ。「よう作らんから頼むわ」って次々増えてきて...。みんな年齢が高くなってきて作れないから頼むんやね。畑を荒らしてしまったら近所の畑にも迷惑かけるしなぁ。
そうそう、うちの嫁さんが柑橘が好きみたいで、1日1個、八朔食べてるわ。

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