掲載日:2012年04月11日
うなぎの稚魚が激減してるとテレビで見たんやけど、生協も価格あがるのでしょうか?
私たちよく注文するので。
(2月29日に組合員さんから頂いた声より)
"うなぎ"は生態が解明されていない謎の魚で、人工産卵・孵化ができません。マリアナ諸島沖の深海で生まれ、黒潮に乗って日本へ回遊してきたシラス(稚魚)を、河川や海岸線で捕獲。徳島県や三重県などの養鰻場(ようまんじょう)で半年~2年くらい、大きくなるまで管理され育てられています。
4年前に25トン獲れていたシラスは3年前から漁獲量が半減、今年はさらに厳しい状況です。わずか6センチ・0.2グラムのシラスの仕入価格が1尾500円とも言われるほどの、高騰の今年(3月現在)。出荷できる大きさまで育てて蒲焼きにした商品価格は、昨年より値上げせざるを得ず、たいへん残念で申しわけないです。
(川口水産・宮本さん)
土用の丑にはうなぎを食べたいけど失敗したくないですね。値上がりする前が食べてみるチャンスです。ぜひ安心して食べられる味であることを確認くださいね。
シラスの捕獲は小船でタモ網を持ち一尾づつすくいます。
場所は写真のような汽水域(海水と淡水が混ざるところ)あたり。
ここでは0.2グラムの大きさの稚魚です。
一週間くらいで養鰻場に移されます。
小さい間は水温と酸素が大事です。
28°Cくらいになるようにボイラーで温めたり、水車を回して新鮮な
空気を水中に送り込んでいます。
育ち方を見ながら6回くらい分鰻(ぶんまん)(イケスを分ける)して、
200グラム~300グラムになると出荷されます。
流水をかけてうなぎ独特のドロ臭さを取る「泥抜き」。
試食担当者全員のOKが出ないときは、工場をストップさせることも。
川口水産オリジナルの自家製タレにくぐらせてじっくり焼き、
風味の良い商品に。
子どもさんが魚を食べられるようになってもらいたいので、いつも店内で、お母さんたちが「手軽に料理できるメニュー」をお知らせしています。このメニューは『ウチの子、うなぎデビューしました』と喜びの声が寄せられたんですよ
きざみうなぎの蒲焼 【冷凍】 65g 5月2回 348円
うなぎ蒲焼カット(タレ・山椒付) 【冷凍】 140g(4切) 5月2回 1,580円
「うなぎ蒲焼カット(4切)」は5月4回から通常価が2,080円に、「きざみうなぎの蒲焼(65g)」は6月1回から通常価が498円になります。