ボランティアチーム

～視覚に障がいのある方々へのサポートと交流を深める活動をしています～

ボランティアチームは、視覚に障がいのある組合員さんの生活が少しでも便利になるように何かしたいと集まったグループです。
「障がいのある・なしに関わらず、誰もが同じ情報、同じサービスを受ける権利があり、そして、それを選ぶ権利がある」を理念として活動を続けています。
「視覚障がい＝情報障がいである」を念頭に、“声の商品案内”をはじめ、これまでいろいろなことに取り組んできました。
利用者さんたちの生活に少しでも役立つことを願って日々活動しています。

私たちはこんなことをしています

“声の商品案内”作成

商品案内を人の声でカセットテープに吹き込んで配送車に乗せてお届けすることからスタートした“声の商品案内”は、やがてCDになり、今ではパソコンで処理できる自動音声へと移行しています。
自動音声化できない冊子（機関紙ぱるタイム・ギフトカタログ・迎春カタログ（お正月準備号）など）は人が吹き込みをしています。

声の商品案内CD
お正月準備号の吹き込み作業

請求明細書を点字・メールで発行

請求明細書に記載されている引落金額・引落日・届いた商品の明細を点字やメールで発行しています。
点字かメールかは利用される組合員さんに選んでもらっています。
CDの編集と点訳作業

識別リボンの作成

視覚に障がいのある方たちが、服や靴下などの色柄を識別でき、自分と他の人の持ち物を区別したりするために縫いつけて使う「識別リボン」を手作りしています。
特殊なビーズを点字に見立てて、アイロンで一つずつ貼り付けていきます。通常の洗濯くらいではとれません。
組合員さんだけでなく、全国から問い合わせや注文がきています。

イベントの企画・開催

「視覚障がい者のための商品フェア」などのイベントや、メーカー交流会・産地訪問を不定期で開催しています。
商品フェアは「商品名を聞いただけでは、どんな商品かわからないネーミングが多い」の声を受けて始まりました。生協商品のおいしさ・便利さをもっと身近に感じていただきたい。そんな思いで続けています。

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第10回視覚障がい者のための商品フェア
 第9回視覚障がい者のための商品フェア

ボランティアチームのあゆみと今

1983年、当時おおさかパルコープではなく、"しろきた市民生協" "かわち市民生協" "みなみ市民生協"と呼ばれていた時代に、"しろきた市民生協"エリアの方から「生協を利用したいけど視覚に障がいがあるので利用できません。利用できる方法を考えてほしい」という声が上がり「声の商品案内」がスタートしました。
1991年に3生協が合併し、おおさかパルコープとなり「声の商品案内」は引き継がれました。

2017年12月14日
厚生労働大臣表彰「ボランティア功労者」を受賞しました
2017年12月14日、大阪府庁にて行われた「ボランティア功労者に対する厚生労働大臣表彰」伝達式にて、パルコープボランティアチームが表彰されました。この表彰は、長年にわたるボランティア活動の実践を通じて共に支えあう地域社会づくりに貢献し、その功績が特に顕著であると認められる団体・個人などに贈られるものです。

1983年	おおさかパルコープの前身である大阪しろきた市民生協で視覚障がい組合員を対象に「声の商品案内」がスタート
1991年	おおさかパルコープとして活動を継続（ボランティアチームの第一歩！）
1995年	「機関紙ぱるタイム」の吹き込み開始
1998年	点訳チーム活動開始（総代会資料などを点訳）
2000年	「点字請求明細書」発行開始
2001年	「識別リボン」注文受付開始（組合員は無料・組合員でない方は実費負担）
2008年	「声の商品案内」のデジタル化（テープからデイジー版CDへ） ※専用のCD再生機を持っていない方に対して“貸し出し”と使い方の説明
2015年	「メール明細書」発行開始（静岡大学の協力でシステム開発）
2016年	「声の商品案内」の自動音声化を開始（食品のみ）
2017年	厚生労働大臣表彰「ボランティア功労者」受賞
2018年	食品に続いて雑貨の自動音声化を開始