食品ロス削減Food loss reduction
食品ロス削減Food loss reduction
「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことを言います。
食品ロスを減らすためには、消費者・事業者双方の意識と行動が必要です。
パルコープでは、こうした食べ物の“もったいない”を減らすために以下のとりくみを行っています。
フードドライブとパルコープ子ども食堂フードバンク
2017年2月に「パルコープ子ども食堂フードバンク」を立ち上げ、2018年6月から「フードドライブ」の取り組みをスタートさせました。
ご家庭の余剰食品を持ち寄っていただくフードドライブ活動で集まった食品を、パルコープ子ども食堂フードバンクで仕分けし、必要としている地域の子ども食堂やシングルマザー支援団体に無償で分配する活動をしています。
集める食品の中には、パルコープの宅配・店舗や企業様で余って廃棄になる食材・食品も含まれます。
2024年3月現在、お届け先はパルコープエリアの85団体90ヶ所の子ども食堂と、6つのシングルマザー支援団体にまで広がっています。
(株)おおさか協同物流センターでは、3週間に1回のペースでフードバンク関西へ商品提供を行っています。2023年度は168団体の福祉施設に6,748kgの提供を行いました。
食品の流れ
ご家庭
フードドライブ
パルコープの店舗・会館へ
パルコープ子ども食堂
フードバンク
(またはフードバンク関西)
地域の子ども食堂
福祉施設
規格外やつくりすぎてしまった「もったいない」商品の取り扱い
ちょっとしたスレ、キズ、変形、不揃いなど、見た目は劣るけれど味や品質に問題はない農産物や、規格外で通常は出荷できないものの寄せ集め品、作りすぎてしまったものを、少しお安く取り扱っています。天候による被害を受けた野菜や果物、その時の情勢によって余ってしまったものも、できるだけ食べていただくことで、食品ロスを防ぎ生産者さん・メーカーさんも笑顔になります。
食品ロス削減の啓発
パルコープは、大阪市、交野市とフードドライブ連携協定を結んでいる関係で、依頼に応じて学生向けに出前講座を行うこともあります。
学校で行うSDGsに関する授業やゼミで、食品ロスの問題に取り組んでいる企業から直接話を聞く機会としてお声かけいただきます。
食品ロスには、食品をあつかう事業者から出るものと、一般家庭から出るものがありますが、そもそも食品ロスを発生させる要因のひとつとして、日本人の鮮度を重要視しすぎる習慣があげられます。
すぐ食べるのであれば賞味期限の近い値引き商品を買ったり、商品を奥から取らずに手前から取るようにしたり、食べ残しを出さないよう工夫したりして日ごろの習慣を見直してみることの提案や、お店で売られている食品の「3分の1ルール」(製造日から賞味期限まで3分の1を切ったものは値引き販売・廃棄)という日本の慣例から食品ロスについて考えてみたり、学生さんたちの興味や理解を深めるお手伝いをします。