食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
パルコープでは1991年に食品添加物検査と微生物検査からスタートし、その後、残留農薬検査(2003年~)、東日本大震災後に始まった残留放射能検査(2011年~)、また海外からの輸入精肉の取り扱いに伴い、動物医薬品検査(2016年~)を始めました。また新しく企画される商品が、法基準やパルコープの自主基準に適合しているかの確認、産地訪問やメーカーへの工場点検、店舗の5S・衛生検査も行なっています。
検査の種類 | 社会問題・事件など | パルコープでの対策 | 実施内容・目的など |
---|---|---|---|
食品添加物検査(理化学検査) | 食品添加物の多用(1970年代) | 独自の「食品添加物基準」を制定し、不使用添加物や制限添加物を決め運用しています | 不使用添加物が使われていないか、また、保存料・発色剤の使用・不使用が表示通りかどうか確認しています |
残留農薬検査 | 野菜への残留農薬・加工食品への農薬混入 | パル独自栽培基準(ハート栽培)を定め、生産者と共に減農薬をすすめています | 事前に残留農薬検査を行い適正かどうか、また、海外工場製造品の残留農薬を検査しています |
残留放射能検査 | 福島での原発事故による放射能汚染(2011年) | 残留放射能の事前検査を行なっています | 農産物、水産物、加工品も検査。東北中心に17都県の産物を対象に検査しています(ホームページにて毎週報告) |
動物医薬品検査(輸入食肉検査) | 輸入食品(肉)への不安 | 輸入精肉の事前検査を行なっています | 輸入精肉の抗生物質・成長ホルモン剤の残留検査を実施しています(ホームページにて毎週報告) |
微生物検査 | O-157など食中毒 | 独自の微生物検査基準を定め、食中毒や品質に関わる生菌を検査し、監視しています | 食中毒菌(腸管出血性大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオなど)の問題がないか検査しています |
〈3月度検査状況(18.2.21~18.3.20)〉
検査の種類 | 検査件数 | 注意品 | 内容と結果 |
---|---|---|---|
微生物検査 | 1070 | 1 | 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、 商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。 |
残留農薬検査 | 42 | なし | 問題ありませんでした。 |
理化学検査 | 276 | なし | 問題ありませんでした。 |
残留放射能検査 | 41 | なし | 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした (検出限界値は各20ベクレル/㎏)。 |
輸入食肉検査 | 18 | なし | 問題ありませんでした。 |
外注検査に出したもの |
1 | なし | 問題ありませんでした。 |
その他 ※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など |
107 | なし | 問題ありませんでした。 |