2016年01月18日

年末年始にうどん・そばのお振る舞いをしました

岩手県大槌町・小鎚神社の"元朝(がんちょう)参り"に温かいそば・うどんのお振る舞いを

元朝参りとは、関西でいう"初詣"のことで、岩手県沿岸部にある大槌町では、元旦の朝にお参りすることだそうです。
2011年の大晦日から新年元旦の昼まで、お参りに来られる方々に、寒い時に温かいそば・うどんのお振る舞いをパルコープの役職員でさせていただいています。今回で5年目となりました。

このお振る舞いをはじめるきっかけは、被災で離れ離れになっている方が9月の大槌祭りとともに集う場であり、被災後は"鎮魂と復興"を願う場を何かで応援できないだろうかということで始まりました。
毎年、大槌町のTさん(NPO遠野山里暮らしネットワークのスタッフ)ならではの"町民同士のつながり"の強さに寒さもどこかに飛んでいく様な元気をもらっています。 元々あった小鎚神社前の道路も今年はかさ上げ中で、車でのお参りが限られたこともあり、徒歩で来られる姿も見受けられました。また毎年遠くから自転車で来られるお年寄りの方もいらっしゃいました。

元旦の午前中は、神社の社人会(しゃにんかい。神輿をかつぐ人たちの会)の餅つきやお雑煮のお振舞いとともに、大槌町の郷土芸能(虎舞や鹿子踊りなど)が復興の誓いを込めた勇壮に踊られる姿に私たちも励まされています。 震災時、卒業式を直前に控えた中学3年生(111名)は今年成人式を迎えました。復興にはまだまだ時間を要する大槌町ですが、若い人たちがこれからの復興に向う真摯な気持ちに寄り添う応援を今年も続けたいと思いました。