生産者さんおじゃましまーす

掲載日:2022年12月19日

2022年秋 産地からのビデオレター ~未来へ繋ぐ~

 世界的な原料などの価格高騰が進む中、産地やメーカーでは工夫や努力をしながら生産してくれています。おおさかパルコープは、日本の農業・畜産業・酪農業・漁業・水産業を支える生産者をこれからも応援していきます。

岡山県・おかやま酪農業協同組合

石原 保博さん/広い牛舎でのびのび育てられている乳牛

 勝央町で酪農をやっております石原です。経営の規模は、成牛が80頭、育成牛が40頭の計120頭の経営規模を私と妻と従業員2人で行なっております。
 昨今の円安とコロナの関係、ウクライナの情勢などによりエサ代・資材費・電気代・燃料代の高騰がかなり経営を圧迫しています。国としては、自給飼料・自給生産を高めなさいという話もありますが、急に「エサを作りなさい」と言われても機械も土壌も整理できていないので、1年・2年、できれば3年くらいの猶予がほしいなというのが現状です。
 11月から私たちから買い取っていただく生産乳価格が値上げになります。組合員の皆さん方の生活も大変だと思います。私たち生産者も生活がありますので、皆さんのご協力をよろしくお願いしたいと思います。健康の維持、色んな面から考えて牛乳をたくさん飲んでいただければ助かります。

岡山県・イサミ吉備(きび)高原牧場

(左から)山本さん、松下さん、宮本さん、尾平さん

 コロナが流行っている中でも牧場では、牛さんはコロナ関係なしにいつも私たちが餌を与えて元気に大きくなっています。
 物価もどんどん上がってきて、牛のエサも輸入の物があるので経営としては結構苦しいんですが、牛にはちゃんとした物を与えたいと思っているので、しっかりと与えて、牛もしっかり食べてくれています。以前は国産のエサがとても高く感じたんですが、今は輸入のエサの方が国産の値段を追い越してしまったので、国産の物も多く与えることができています。組合員さんにまたお会いできることを楽しみに、私たちも毎日コツコツと頑張ってやっていきます。

和牛を飼っている高校の学科だったので、卒業しても、もっと牛の事が知りたいなと思ってこの牧場で働こうと思いました。(2年目の山本さん)

兵庫県・北坂養鶏場

北坂勝さんと奥さんの由紀さん

 去年の10月からさくらたまごが再開できるようになって1年が経ちます。早く再開できたのは皆さんの応援があったからです。鳥インフルエンザ以降、防疫を強化したり、GPセンター(たまごの洗浄から出荷までする現場)も一新して、衛生的に出荷できる体制も整いました。スタッフの意識改革や勉強会もやりながら、今までと違った形での出荷体制が整ってきています。
 地域のために、鶏糞をたい肥にして、野菜・果樹・水田に使われて米になって糠になって餌になって...循環できる取り組みも進めています。最近は、海を豊かにする取り組みも実験してるんですよ。

近くの漁協からもらった「ちりめん」も鶏の飼料に 

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