生産者さんおじゃましまーす

掲載日:2020年12月21日

組合員さんとなかなか会えないけど「元気です!」~産直産地から その②~

おおさかパルコープと生産者のみなさんは、コロナ禍のもとでも信頼を育んできました。
これからの「食」を支えるため、未来を切り開いて行こうとする生産現場のみなさんをこれからも応援していきます。

熊本県・肥後農産出荷組合 生産者さんからのメッセージ

ご家庭で料理をされる方が増えていると聞くし、おいしかった料理なんかも教えてほしいな

川本 隆さん
芦北(あしきた)地域でレモンを栽培しています。今年7月の豪雨で被害を受けましたが、パルコープさんからお見舞金をいただくことができ、大変感謝しています。また、日頃より国産レモンを買って利用していただきありがとうございます。
 私はこの園地で30年くらいレモンを作っているんですが、きれいで安全性の良いレモンを作るのはなかなか難しいこともあります。そんな中で減農薬をやりながら良い品物を作るために日々努力しています。除草剤も使わないので、草刈りも手間がかかって。年に6~7回くらいするかな。収穫は1本の樹に1500個くらいできるので、一周りするのに3日くらいかかるんですよ。今年は水害もですが、9月の台風10号も怖かったです。実が大きくなる秋の時期が一番影響するので...。ハウスが飛ばないように屋根のビニールを剥がしたりして何とか無事でした。

永松 義智さん
 今年も豊作とは言えませんが、おいしいトマトができています!新しい品種(プリマドンナなど)も作って、「大きいトマトでもおいしい」と言ってもらえる自信作になっていますので、ぜひ食べてみてほしいです。
 本当にコロナの中で大変ですが、僕たちも元気でないと出荷もできなくなっちゃうので、外部からの訪問者を制限したり、消毒も欠かさないようにして気をつけています。組合員さんとの交流もしたいのですが、インターネットを繋いで交流できるような企画もお願いしたいですね。ご家庭で料理をされる方が増えていると聞くし、おいしかった料理なんかも教えてほしいな。ちなみに僕は最近、ショウガをきざんでトマトに乗せて食べるのにハマっています。
 台風にも負けないように、頑丈なビニールハウスを建てたり、ハウスの周りもコンクリートの水路でグルっと囲んでいるので水害にも対応できるようにしました。費用はかかりますが、それで、安定的に供給できれば組合員さんも安心してもらえるかなと思います。

中川 敏夫さん
 里いもと、人参を作っています。日頃より私たちが作った野菜を購入していただきありがとうございます。今、コロナ禍で熊本も感染が少しずつ広がってきて大変になってきています。大阪のみなさんも大変だと思いますが、私たちも感染予防を徹底してがんばります。これからも、安定的に組合員さんの手元に安全安心な野菜を届けたいと思いますのでよろしくお願いします。がんばっていきましょう。
 人参は今年、夏に虫が多くて困りました。せっかく生えてきた葉を虫がかじってしまうんです。それと、暑さにも苦労して大変でしたね。あまりにも気温が高くて、葉がしんなり倒れてしまうので水をやるんです。水をかけると葉が起きるんですが、また不足すると倒れて枯れてしまう。種まきの時期も細かく計算して10種類くらいの品種を順番に植えるんですが、異常気象のせいで今までの経験が通用しなくなってきているのも感じますね。

和歌山県・紀ノ川農協 生産者さんからのメッセージ

私たちも感染しないようにして、しっかり農産物をお届けできるようにしていきます

山田 邦晴さん
 今年の「一株トマト」も無事終わりまして、その後は、生産者はトマトを作った畑でキュウリを作付けして収穫したり別の野菜に取り組んでいます。これも11月には終わって、また来年の一株トマトに備えていくという時期になります。
 一株トマトも今年から冷蔵流通になって、収穫するのもやりやすかったという部分もありました。というのは、熟度を上げたかたちで収穫できるので、非常に良かったんじゃないかなと思います。それに伴って組合員さんからの苦情なども少なくなっていると聞いていますし、それが一番よかったなと思っています。
 今年はコロナで組合員さんと何にもできなんだということだったんですが、また、交流が再開できた時はよろしくお願いします。

紀ノ川農協 宇田組合長
 いつも本当にありがとうございます。今年はコロナウイルスの影響で、まさかこんな年になるとは思っていなかったんですが、そんな中でも「産直一株トマト」の注文を取っていただいたり、ご利用いただいて感謝しています。
 紀ノ川農協では、「感染者を出さないでしっかりトマトを届けよう」と対策をとってきました。最初は知識もあまりなくて手探りで感染防止に取り組んだんですが、トマトの時期には幸い感染者も出さずにトマトをお届けすることができました。そんな中でも紀ノ川農協が大切にしている課題である、生産量を維持して高めていくこと、環境保全型の農業を進めていくこと、交流をどう進めたらいいのか、この3つを生産者とともに考えがんばっています。
 まだまだ年末にかけて厳しい状況が続くと思いますが、私たちも感染しないようにして、しっかり農産物をお届けできるようにしていきます。コロナが終息した時にまた直接お会いして交流できる日を楽しみにしながらがんばっていきたいと思います。どうぞ組合員のみなさんもお元気でいてくださいね。

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