掲載日:2015年10月26日
国産の鶏肉を使った「国産若鶏ローストチキン」。今年は、食べやすいように上半分の骨を取り除いたチキンをメーカーさんと一緒に開発しました。手に持つ所はしっかりしているので、ガブッとかぶりつくことができますよ。
トンネル型のオーブンから出てくる「もも肉」はこんがり良い色に
マルイ特製のローストチキンソースを一つずつ手作業で塗ります
家でもパーティーで出すと子どもたちがすごく喜ぶんですよ
(昔亭・宮本さん)
マルイ食品と昔亭のみなさん
鹿児島県にあるマルイ食品。「国産若鶏ローストチキン」は、原料の約半分を同じ鹿児島のマルイ農協から、あとは南九州の産地(鹿児島や宮崎)の鶏を使っています。
上骨を取る様子
「2本の大きさを統一してほしい」というお声をいただきます。鶏にも個体差があり、大きく見えても薄くて重量が少なかったり、逆に身が締まって小さく見えるが厚みがあるものなど様々。焼く時に見た目を合わせるように工夫をします。国産原料がなかなか安定しないのも現状で、もも肉を集めるのは1年がかり。さらに、上骨を取ったチキンはマルイグループの中でも実績がなく、「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤してやっとできあがった商品なので、ぜひ利用していただきたいです。
こだわりの"特製ローストチキンソース"は甘辛く、コクを出して味に深みを与えるために焼き上げた後に塗ったり、一晩漬け込む調味液にもすこし加えて肉をやわらかくし、しっかり下味をつけるんですよ。
以前からマルイ食品の「国産若鶏ローストチキン」を製造している昔亭は、品質管理のレベルが
高く、なかでも い みず射水工場はまだ建って2年半の新しい工場です。製造ラインでは、一晩調味液で漬
け込んだチキンを160℃~180℃でじっくり焼き上げるいい香りが。一本につながった次の工程
は一つずつ手作業で行う"タレ塗り"。そのまま急速凍結させ、2本ずつ包装、箱詰めされていました。
一つずつ皮をのばしながらトンネル型のオーブンへ
凍結後のチキン
作り手としても"季節を感じる商品"で、「クリスマスが近づいてきたんだなあ」と特別感がありますね。工場って外に出ることが無いので、いつもと違って気持ちも高揚します。
タレを塗るのは機械で一度にせずにスプーンで一つひとつ形に添って手作業で。人の手が品質を決めるのは、機械化が進んでいるこの工場ではめずらしく、作業している人の力量も問われるのでやりがいがあります。毎年同じ人が担当、この二人が一番うまいんですよ。やっぱり冷凍すると味がなじみますね。皮に付いたタレがぎゅっと濃縮したような味になっておいしいですよ。