掲載日:2014年08月25日
鮮やかなオレンジ色の国産人参。規格外でも中身は同じ、ジュースでおいしくいただきます
1981年(昭和56年)から34年目になるロングセラー「CO・OPミックスキャロット」を製造しているのは長野県にあるメーカー・ゴールドパック。
農業県にある工場として野菜を有効利用するために、日本で初めて野菜ジュースを作った工場です。工場長の中川さんにお聞きしました。
1970年代の終わりに、日本生協連から「生協の組合員さんの子ども向けに、栄養価の高い"野菜と果汁のミックスジュース"を作って欲しい」と商品開発の話がありました。
当時の人参は子どもの嫌いな野菜の代表で、お母さんたちは食べさせるのに苦労しておられ、人参をベースとしたジュースを作ろうということになりました。
当時は砂糖・香料・着色料入りで、果汁分が少ないジュースが当たり前の時代。
生協組合員さんの希望である「砂糖や添加物が入っていないけれど、きれいな色で香りと甘みがちょうど良い、そして果汁+野菜汁100%の、子どもが喜んで飲むような野菜果実ミックスジュース」の開発は試行錯誤の連続でした。
最も大切なのは、原料の半分ほどを占める「人参」、赤味が強く大量に安定的に確保できることが条件でした。
また、当時は人参など多量の野菜を連続的に搾汁する機械が無く、搾る方法の開発も含めての商品開発となりました。
国産人参に限定して作っているロングセラーのジュースなので、これからもご愛飲いただきたいです。
松本工場 工場長 中川さん
2014年3月のリニューアルは、永年にわたり飲んでくださっている組合員さんが違和感を感じず、また、現在のトレンドにも合致する味にしました。甘みはあるがのどごしすっきりのコンセプトで、フルーティなマンゴー果汁をプラスし、果物の種類は9種類と増えました。
商品開発部(左から)小林さん、山口さん、森田さん
搾った人参汁を濃縮・冷凍し、豊富な地下水を使用して100%に還元することで、人参の青臭さが適度に緩和され、飲みやすい人参ベースができます。
農産物そのままなので個体差が出ないように、酸っぱさ、甘さ、風味が同じかなどを確認しています。ミッキャロは飲みやすいジュースなので、人参が苦手な私も、たくさん試飲しても大丈夫なんです。
製造部 検査担当の金井さん
官能検査試験を合格した検査員4名による試飲で合格して初めて、商品の充填をスタートさせています(写真は熊谷さん)
9月2回
~長野県・ゴールドパック(株)~
CO・OP
ミックスキャロット
160g×30
本体 1,850円
(税込1,998円)
「CO・OP ミックスキャロット」を使って
ミックスキャロットの冷製スープ
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*今回は北区出身の
田代パル子ちゃん
(組合員・田代さん作成)です。