掲載日:2014年06月09日
「いきいき昼食会仁和寺」でミニ学習会(中央が、マルツネの山田さん)
※いきいき昼食会の様子は104号(8月25日付)で紹介予定
~愛知県知立(ちりゅう)市・(株)マルツネ~
濃厚な甘みを感じる味とツルンとした舌ざわりで、豆腐好きな組合員さんにも
小さな子どもさんにも人気の「生しぼり絹豆腐」。離乳食にも便利と評判です。
毎日のように食べている豆腐、その歴史は奈良時代に中国大陸から日本に入り、江戸時代末期頃には広く製造され、食されていたと言われています。
その転機が訪れたのは太平洋戦争。豆腐作りに必要な「にがり」が、戦闘機機体のジュラルミンの原料にもなるため日本中から消えてしまいました。そして戦後の食糧難の時代以降、濃度の薄い豆乳でも均一な豆腐を大量に作るため、硫酸カルシウムなどの凝固剤が使われるようになり、昔ながらの「にがり」を使った豆腐が戦後しばらくの間、姿を消しました。
昔ながらの豆腐を作りたいメーカーのマルツネさんと、"使わなくてすむ添加物"を使わない本来の豆腐を食べたい生協組合員さんの気持ちがつながって1997年にできたのが、この「生しぼり絹豆腐」です。
今や国産自給率3%前後の国産大豆ですが、大豆本来の味を楽しむために、国産大豆にこだわっています。
"使わなくてすむ添加物"は可能な限り使わないように、豆乳を煮た時に出る泡は、"消泡剤"ではなく、真空にする装置を使って消しています。
煮沸をせずに常温の状態で豆乳を抽出します。一般的には、煮沸をした大豆を搾ったほうが、たくさん豆乳ができますが、大豆の苦味と渋みが少なく、甘み・まろやかさを活かすために、"生しぼり製法"をとっています。
"充填豆腐"のため、できあがった豆腐が水槽などの水や人の手を介さず、衛生的で日持ちがします。
まず大豆を水に浸します(浸漬(しんせき))。
大豆の状態や気温によって浸す時間を見極めています
冷蔵
愛知県知立市・(株)マルツネ
生しぼり絹豆腐
300g
「生しぼり絹豆腐」を使って
ツナキムチ冷奴
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パルコープの学習会やフェアには、毎回、愛知県知立市の工場を早朝に出発し、3時間近くかけて冷蔵庫付きの営業車で来てくださる、マルツネの山田さん「へぇ~、パル子ちゃん可愛らしいねぇ」。
大阪市北区出身の阿野パル子ちゃん(組合員・阿野さん作成)と一緒に。