掲載日:2012年04月03日
20年ほど前から、「魚を丸ごと食べてほしい」という想いで、骨まで柔らかく下ごしらえした魚を販売していた天生(てんせい)水産(株)。
社名の由来は以前所有の大型巻き網船「天生丸」。今も唐津漁港のすぐ近くに工場を構えます。商品の基本である魚は、国産の新鮮な青魚。前浜("近くの海"の意味)であがるサバやアジを中心に、イワシやサンマを原料に使っています。
ある日、学校給食の栄養士さんから「小中学生が魚の骨を気にせずおいしく食べられる惣菜品は作れませんか?」という要望がありました。そしてできたのが「骨まで丸ごと」シリーズの商品です。
当初は給食だけで使われていましたが、父母からの要望を受けて、18年前頃から生協でも取り扱いをスタート。学校給食の食材らしく、味は子どももおいしく食べられる甘酢味で、食品添加物を使用していません。
子どもさんにはもちろん、高齢の方や、骨取りが苦手な方にもOKな、ユニバーサル(万人向け)な商品です。
「視覚障がいがあるから(骨を外すのが難しいから)、魚はあまり食べないようにしてたんだけど、
ホントにそのまま食べれたわ」
「骨が全然気にならずに食べれた」「高齢の方や歯が悪く魚は硬いと言われる方に勧めたい」(参加者の感想より)
障がいのある方への学習会は初めてでしたが、魚の骨外しが難しいことや調理に困っていることが聞けて参考になりました。「骨まで丸ごとシリーズ」を気に入っていただけて良かったです。(天生水産・野崎さん 写真:右)
骨まで丸ごと甘酢味(さば) 【冷凍】 4月4回200g(6切) 348円