近い将来、巨大地震がやってくると言われていても、阪神・淡路大震災から23年、災害に対する備えの意識が薄れつつあります。自分の命を守る為の減災の知識を身に付けようと神戸にある「人と防災未来センター」の見学を計画しました。
　4階では大きな音とともに阪神・淡路大震災の映像が流れます。びっくりして泣き出してしまう子も。3階は震災から復興までの様子を紹介しているフロアで、人の暮らしや町並みの復興過程が一目で分かるジオラマなどがありました。
　語り部の方が自らの体験を語ってくださるコーナーもあり、私たちに語ってくださった方はコープこうべの元職員の方で、当時ご自身の経験から食料と水の確保が重要と強く言っておられました。非常食という特別な物ではなく、缶詰・レトルト・パックご飯など、普段の食事に使える物で、古いものから使い補充しておくという"ローリングストック"という方法です。
　2階は防災や減災のワークショップ。東館には新たに津波体験コーナーも設置されていて、実験やゲームを通して知識を身に付ける事ができます。毎月17日は入館料が無料。一度訪れてはどうですか？
（福島地域活動委員会）