アメリカ合衆国「新核実験」抗議文

アメリカ合衆国
バラク・オバマ大統領 閣下

アメリカ合衆国が今年3月に実施した、強力なエックス線を使い高温高圧化でプルトニウムを使用した「新核実験」に抗議します。
この実験は「核爆発を伴わずに核兵器の安全性と有効性を維持するオバマ政権の方針の実践」と説明されていますが、2009年4月オバマ大統領の「核兵器のない世界実現」発言に反し、昨年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で核保有国が確認した「核兵器廃棄の明確な約束」とも矛盾します。さらに、新たな核兵器開発への懸念もあります。
今回の「新核実験」は、平和を求める全世界の人々を失望させるだけでなく、他国にも核兵器開発の危険性を助長させるものであり、平和に逆行する危険な行為と言わざるを得ません。

私たちパルコープの組合員は、「核兵器も戦争もない平和なくらしを」の願いを大切に各地域で活動をすすめてきました。
核兵器は、一度に大量の人々の命を奪う兵器であり、人類と共存することはできません。 私たちは地球上から全ての核兵器をなくすことをめざして、これからも平和活動にとりくんでいきます。
アメリカ合衆国が核兵器廃棄を誠実に実施し、新たな核兵器開発につながる全ての実験を即時中止されることを強く求めます。

2011年5月23日
生活協同組合おおさかパルコープ 理事会

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