お餅は栄養素が豊富で水分も多いため、カビが発生しやすい食品です。そのため、工場では製造区間を清潔に保ち、カビを発生させないようにしています。
また、商品により方法は異なりますが、カビの生育に重要な酸素を除去するため、脱酸素剤を投入したり、個包装に酸素を吸い込む機能を持たせたりしています。
このような酸素を除去する対策は密封状態で効果を発揮するため、肉眼では見えないような小さな穴やキズでも通気してしまうと、カビ発生につながります。
商品は衝撃などを与えないよう、丁寧に扱うことが大切です。
お餅の表面だけがカビているようにみえても、そこから、かなり深い場所までカビの菌糸が根を張っていることがあります。
表面だけ削って食べることは、おすすめしません。
〈11月度検査状況(23.10.21~23.11.20)〉
検査の種類 | 検査件数 | 注意品 | 内容と結果 |
---|---|---|---|
微生物検査 | 715 | 1 | 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。 |
残留農薬検査 | 43 | なし | 問題ありませんでした。 |
理化学検査 | 213 | なし | 問題ありませんでした。 |
残留放射能 (放射性物質)検査 |
28 | なし | 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした (検出限界値は各20ベクレル/㎏)。 |
輸入食肉検査 | 16 | なし | 問題ありませんでした。 |
その他 ※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など |
98 | なし | 問題ありませんでした。 |