商品検査室だより

2024年2月度 ノロウィルスに注意!!

 食中毒の原因の約半数を占めるノロウィルスは、11月~3月に集中する傾向にありますが、一年を通して発生はみられます。

厚生労働省によると、ノロウィルスによる食中毒予防のポイントとして次の3つがあげられています。

①調理する人の健康管理

 普段から感染しないように、食べ物や家族の健康状態に注意する。症状があるときは、食品に直接触れることを控える。

②作業前などの手洗い

 洗うタイミングは、トイレに行った後や料理の盛り付けの前、また汚れの残りやすいところ、指先や爪の間、手首などを丁寧に洗う。

③調理器具の消毒

 洗剤などで十分に洗浄した後、加熱できるものは85℃90秒以上の熱湯で加熱を行なえば、より有効。
 また、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で浸すようにペーパータオル等で拭く。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1,220件(計画比97.9%)

〈2月度検査状況(24.1.21~24.2.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 926 なし 問題ありませんでした。
残留農薬検査 33 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 149 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
14 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 16 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

82 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】88件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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