生協からのお知らせ
2022年07月25日
第6回(最終回)「広げよう!里親の輪を」
お話:大阪乳児院「里親支援機関おむすび」大句(おおく)さん
未来ある子どもたちのために、里親制度について知ることから初めてみませんか?
みなさんは幼少期の記憶をどのくらい思い出すことができますか?ほとんどの人は幼児期健忘という現象から生後3年間の記憶は残っていないと言われています。しかし折に触れ、家族の何気ない語りの中で生まれた場所や名前の由来などを耳にしたり、アルバムを見ることでそれを知ることもできます。しかし施設で生活する子どもの中には知りたくても語ってくれる大人がいない、探る手段もないことから自分の記憶に連続性がないという子がいます。
大阪乳児院では入所後の成長や生活を収めたアルバムを作成しています。大人から見れば他愛のないエピソードでも子どもにとってみれば「大事な過去の一部」であり、後から振り返れば、生きていくための糧になっていたということもあるかもしれません。子どもの「今」をできるだけ記録し「自分は小さい時、どんな子だった?」そんな子どもからの問いに応えてあげられるような1冊になるように愛情をこめて作成しています。
子どもが過去をたどり今とのつながりを理解し、納得しながら未来をどう生きるか、子どもが前向きに考えられることこそが、子どもの真の自立を支えることになります。私たちと一緒に子どもの物語を紡いでくださる里親さんになりませんか。
里親制度には5つのタイプがあります。
「里親支援機関おむすび」について