コラム執筆 河本 かよ

2020年02月10日

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

水分と乳幼児、大切なこと

こんにちは。寒い日が続きますが、風邪をひていませんか? インフルエンザが流行っている地域もあるので気をつけてくださいね。また今年に入ってから、新型コロナウイルスによる肺炎についてニュースが流れています。必要以上に怖がる必要はないのかもしれませんが、手洗い、うがいをこまめにして、十分に注意しましょう。

今の時期、小さな子どもを連れて、人混みへのお出かけは控えた方が安心かもしれませんね。乳幼児も、母乳やミルクをしっかり飲む、離乳食を食べる、睡眠をとることで体力がつき、風邪をひきにくい体つくりに繋がります。服装は体温調節をしやすいものにして、風邪をひかないように注意してあげてくださいね。

水分は、人にとって大切なものです。夏の暑い時期は、皆さん気をつけられるのですが、冬はうっかりしていることが多く、脱水状態になってしまうことがあります。気をつけてくださいね。
そこで今回は水分についてお話をしたいと思います。

体の構成している成分で一番多いものは、「水分」です。各年代の水分量は次の表のとおりになります。多少個人差がありますが、この程度の割合だと知っていてください。赤ちゃんが一番多く、年齢が上がるにつれて減少します。男性の方が女性より多いのは、筋肉量が多いためです。

体の中の水分

体液という。働きは、体温調節・筋肉を動かす・栄養を全身に運ぶ・老廃物の運搬、排せつ、消化液の分泌など

体の中の水分量(体重の〇%)
乳幼児約80%
成人男性約60%
成人女性約55%
高齢者約50%
大人でみる水分の出納(成人60㎏の人の場合)
体に入る水
食べ物から1000ml
飲料水1200ml
代謝水300ml
合計2500ml

体から出る水
尿1300ml
糞便200ml
汗や呼気1000ml
合計2500ml

乳幼児の場合・・
代謝が高く、体内の水分量が多いため、大人と変わらない量が必要になるといわれています。暖房のよく利いた部屋に一日いるとのどが渇きます。のどが渇いたと感じたときには、体内の水分が1~2%失われています。5%失われると吐き気をもよおすなど脱水症状が現れます。のどが渇いたと感じる前に、こまめにお茶や白湯を飲みましょう。のどが渇いたと伝えられない子どもについては、周りの大人が気をつけてお茶や白湯を飲ませてあげてくださいね。

体重1㎏あたりの水分の必要量(1日)
生後3か月140~160ml
生後6か月130~155ml
生後9か月125~140ml
1歳120~135ml
2歳115~125ml
4歳100~110ml
6歳90~100ml
10歳70~85ml
14歳50~60ml
成人40~50ml

食事・飲み物・代謝水(体内でエネルギーが発生したときに出る水のこと)から取り込む母乳やミルクの量も含む

便秘の赤ちゃんはいませんか? 離乳食がスタートすると便秘がちになる子がいます。様々な原因が考えられるのですが、水分不足から便が硬くなり、便が出にくくなっている可能性があります。乳幼児の一日水分必要量から、うちの子は足りているかなぁと考えてみてくださいね。体重1㎏あたりになりますので、気をつけてください。

イオン飲料と経口補水液の違い

イオン飲料・・

ナトリウムやカリウムなどの電解質が含まれていて、スポーツをしているときに、体内で水分やエネルギーの補給をしやすいようにと考えられている飲み物です。発熱、下痢などで体調が悪く、食欲が低下しているときにお医者さんから勧められた経験のある方もおられるのでは?

経口補水液・・

脱水状態のときに不足している電解質(ナトリウムなどの塩分)を補うために一般的なイオン飲料より電解質濃度が高く、水分や電解質を吸収されやすくするため糖度は低く設定されています。脱水症状改善のための飲み物です。
飲ませた方が良いか悩まれたときは、お医者さんに相談してくださいね。
経口補水液を元気なときに飲むと「おいしくないなぁ」と感じます。「おい しい!」と感じたときは、自覚のない場合でも脱水状態にあるので、しっかり水分補給してください。

水分補給のポイント

お昼寝のあと、お散歩のとき、お風呂あがり、汗をかいたときなどのタイミングお茶や白湯を飲みましょう。一回に飲む量が少なくても、何回も飲むことで、一日の量が増えていき、必要量が取れます。

牛乳、ジュース、イオン飲料などは、おいしいので飲みすぎてしまうことがあります。牛乳は栄養あるしなぁと考えておられる方もおられると思います。確かにカルシウムも豊富に含まれるので、1歳を過ぎた子どもは一日に200~300mlくらい飲んでほしいです。しかし、たくさん飲むと食事量に影響があり、他の栄養素が不足してしまうことが考えられます。甘いジュースは虫歯の心配も出てくるので、飲む時間と量を大人がきちんと決めてあげましょう。食後はお茶。のどが渇いたときにこまめに飲むのはお茶や白湯。牛乳やジュースは、飲みすぎないように、食事に影響の少ない時間帯、量にしてくださいね( *´艸`)

次回は「食べることと心」についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

栄養士 河本かよ

参考文献:
栄養の基本がわかる図解事典 成美堂
食べ物文化 2019.7月号 芽ばえ社
よくわかる小児栄養 ミネルヴァ書房
乳幼児の便秘 芽ばえ社

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