コラム執筆 河本 かよ

2019年08月10日

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

乳幼児に野菜・果物ってどのくらい食べさせるの?

こんにちは。梅雨が明けました。夏本番!少し動くだけで汗が流れてきます。
小さな子どもたちは、髪の毛がびしょびしょになるくらい汗をかいています。
シャワーを浴びて、さっぱりしてあせもの予防をしましょう。

水遊びなど夏にしかできない遊びができると良いですね!日中の日差しの強い時間帯を避けて楽しく遊んでくださいね。また海や山に行かれる方もあるでしょう。「帽子をかぶる」「こまめに水分補給する」など、熱中症予防をしながら楽しんできてくださいね。

冷房のきいた涼しい部屋で遊んでいて、母乳やミルクをしっかり飲んでいる場合は、あまり心配しなくて大丈夫ですが、お茶が飲めるようになりましたか? 水分補給の基本はお茶! 服を着替えるくらい汗をかいたときは経口補水液OKですが、普段はお茶。赤ちゃんの場合、母乳かミルクがしっかり飲めていることが大切。経口補水液やイオン水は、体調が悪い場合やたくさん汗をかいて、母乳やミルクの飲みが悪い時に利用すると良いですよ。

一日に必要な水分量

※母乳・ミルク、離乳食に含まれる水分も含む
体重1㎏あたりの量です。目安にしてください。便秘になっている場合、水分が足りていない場合がありますので、チェックしてみてください

  • 生後3か月 140~160ml
  • 生後6か月 130~155ml
  • 生後9か月 125~140ml
  • 1歳 120~135ml
  • 2歳 115~125ml
  • 4歳 100~110ml
  • 6歳 90~100ml
  • 大人 40~50ml
野菜を食べられていますか? 夏野菜のトマトやきゅうり、すいかなどは水分補給にもなります。親子でおいしく食べてくださいね。また野菜に含まれるビタミン類は、栄養素の代謝にかかわる補酵素になったり、細胞、筋肉、神経の働きをサポートする大切な働きがあります。食物繊維は不溶性・水溶性とあり、便通の改善などに効果があります。毎食野菜のおかずを取り入れて、不足しないように気をつけましょう。

1歳くらいまでは、味の好き嫌いはないと言われています。嫌がるのは、初めて食べた時に知らない味・食感だと、変な顔をする、べっと出す、口を開けないなどの行動をするため、「嫌がるし、出さないでおこう」と思って離乳食に利用しないママやパパがいます。出さないと、その食材に慣れることができません。少量ずつで良いので食べさせてくださいね。
なによりも食べさせている人が、食べるかなぁ? 嫌がるんじゃないかなぁ?
と不安な顔をしていると、食べないので、必ず笑顔でおいしいね~と話しかけながら食べさせてね!

離乳食のころ

1回あたりの量です。中期は1回20~30gを一日2回食べさせます。
後期からは3回食になるので、30~40gを一日3回食べさせます。
 野菜・果物(g)
初期(5~6か月)
中期(7~8か月)20~30
後期(9~11か月)30~40
完了期(12~18か月)40~50

(離乳の基本 離乳の進め方の目安より)

☆初期は食べることに慣れる時期です。食材の種類を少しずつ増やします。果物は甘味があるので、赤ちゃんは初めての時から喜んで食べることが多いですね。できれば野菜からチャレンジしましょう。表に書かれている量を全て野菜にしてもOK。野菜は果物の代わりになりますが、果物は野菜の代わりにならないので、果物だけにならないように気をつけてください。野菜と果物の割合は、2:1くらい。野菜は、緑黄色野菜も利用しましょう。

緑黄色野菜とは・・・

人参・かぼちゃ・ほうれん草などβカロテン含量の多い野菜の総称

幼児食のころ

一日の量になっています。この量を3回に分けて食べます。

~2歳3~5歳
野菜(g)180240
180240
芋(g)5060
5060
果物(g)100150
100150

(4つの食品群の年齢別・性別・身体活動レベル別食品構成(参考表)香川芳子案より)

☆幼児食になると野菜・芋・果物を別々に考える方法があります。野菜のうち、緑黄色野菜と淡色野菜の割合は1:2くらいを目安に考えます。

果物は、1~2歳の一日の量は100g、大きめのバナナだと1本くらいです。バナナは喜んで食べるので・・・と言って、一日2本食べている子どももいますが、バナナだけでお腹がいっぱいになり、他のご飯やおかずを食べることができなくなります。そうすると栄養が偏ってしまい、成長に障害が出ることがあるので注意してくださいね。
果物は、ビタミンCも多く食べてほしい食材ですが、デザートと考えて、ご飯・おかずを食べる量に影響のない範囲で。

離乳食のころ、母乳やミルクと違って甘くないものが多い野菜、赤ちゃんにとって不思議な味です。食べさせてくれるママやパパが笑顔で「おいしいねぇ~」と話しかけてくれると赤ちゃんにとって「おいしいもの!」になります。初めて食べる時は変な顔をしますが、大丈夫。慣れて食べられるようになりますよ。
1歳半を過ぎて、味覚がどんどん発達してくると、野菜の味を嫌がることがありますが、一緒に食べる家族が「おいしそうに」食べていると、がんばって食べるようになります。野菜を嫌がったからと好きなもの、喜ぶものに変えて、赤ちゃんや子どもが食べるものだけを出していると、食べられるものが偏ってしまうので、気をつけてくださいね。楽しいお食事タイムになりますように!

次回は、体調の悪い時の離乳食、幼児食についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

栄養士 河本かよ

参考文献:
授乳・離乳の支援ガイド 2019年3月 厚生労働省
4つの食品群の年齢別・性別・身体活動レベル別食品構成(参考表)
香川芳子案 女子栄養大学出版部
日本食品大辞典 医歯薬出版
子どもの栄養と食育がわかる事典 成美堂出版

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