2018年04月19日

2017年度 第5回 パルコープ被災地支援職員研修報告

<2017年10月10日(火)~14日(土)>

◆参加メンバー◆7名(敬称略・所属は研修時のもの)
森田 裕一(寝屋川支所)、長村 集(枚方支所)、飯田 正博(生野支所)、藤松 健治(都島支所)、小野 和朋(西成支所)、小原 仁(南枚方支所)、大橋 充(平野支所)

陸前高田市では、10月11日最終営業日となった『竹駒食堂』で昼食をとりました。長い間パルのボランティア活動でも利用させていただいた食堂です。
竹駒周辺にあらゆる商業施設が集まっていましたが、沿岸部の復興とともに他のお店も次々と今後移転していくようです。
ちなみに、姉妹店の『汐風食堂』が、新しいショッピングモール「アバッセ」にオープンしているそうです。

「復興まちづくり情報館」の横にある記念碑では、毎月11日を『月命日』としてたくさんの花が献花されていました。
次に、語り部の釘子さんから当時の避難所運営などのお話を聞きました。避難所内で専門分野ごとに担当を決めて運営を組織化し、子どもも含めてみんなの力を合わせて避難生活を乗り越えてこられたそうです。

米崎町りんご農園では収穫前の作業をお手伝いしました。
ジョナゴールドの収穫前の『玉まわし』という作業で、陽にあたっていないところを太陽にあてて赤くなるようにりんごをまわす作業です。
思っている以上に簡単にりんごが落ちるので大変気を使う作業でした。
りんごを語るときの生産者・鈴木さんはとても嬉しそうでした。

大槌町では、「NPO法人遠野山・里・暮らしネットワーク」の千葉さんに震災遺構を案内していただいた後、仮設住宅にある「ふれあいサロン」でいわて生協の組合員さんと住民の方と一緒にタコ焼きを楽しみました。
いわて生協さんからは復興支援についてのレクチャーをしていただき、震災の当時の様子や、配送職員はトラック食料品を避難場所に届けたり、店では外で安価で商品の販売をしたことなどをお聞きしました。

  • 震災遺構である旧市役所横のパネルで当時の様子を説明する千葉さん

  • 阪神淡路大震災の追悼モニュメント「希望の灯り」から分灯されたもの。ここは城山公民館前で少し高台になっているところで、当時ここにたくさんの方々が逃げて助かりました。

  • 仮設住宅を1件1件訪問し、タコ焼きをおすそ分けする場面も。来られなかった方などがとても喜んで受け取ってくれました。