2017年09月20日

2016年度 第3回 パルコープ被災地支援職員研修報告

<2016年9月12日(月)~9月16日(金)>

◆参加メンバー◆6名(敬称略・所属は研修時のもの)
滝野 勇治(鶴見支所)、竹下 太一郎(西成支所)、松本 保(寝屋川支所)、よどがわ市民生協職員3名

初日は陸前高田に到着後、「陸前高田復興街づくり情報館」にて震災前と震災後を比較した風景写真を目の当たりにし、震災の恐ろしさを実感しました。

2日目は、マルテン水産さんにて、ホヤの養殖に使用する縄作りのお手伝いをさせていただきました。
縄を編むには思っている以上に握力が必要で、二人一組で作業しましたが、数本作るだけでもかなり大変でした。
ホヤが出荷されるには4年必要だそうです。

午後は、いわて生協主催の「ふれあいサロン」という地元のコミュニティに参加してたこ焼きを振る舞い、一緒に食べながら今の生活についてお話を聞かせていただきました。
ある方は今年の8月に仮設住宅を出たということで、やっと少し落ち着き始めたと話されていました。

夕方は大槌町に移動し、「NPO法人遠野山・里・暮らしネットワーク」の千葉さんのお話を聞きました。
大槌も徐々に復興住宅が建設されていますが、仮設住宅に慣れてしまった方や地元に戻りたくない方も増えており、復興住宅に空室が出ているのが現状だそうです。
このままだと平成30年まで仮設住宅の方が残る可能性があるようで、今後の課題の一つと話されていました。

3日目は急遽、台風10号の被災地(釜石市)に入り、鮭と鱒の養殖場内の泥出しや洗浄のお手伝いをしました。

参加者の感想

3日間でほんの一部しか確認できていませんが、被災地はまだまだ復興出来ていないのが現状です。
これから私達はどの様な支援活動ができるのか?また、いつ起こるか分からない震災に対してどのような備えが必要なのか?
しっかり考え行動し、伝え広めていく事が、今回参加させて頂いた私達の使命だと思いました。
これからも協同の力で支援活動を継続していきたいと思います。