商品Q&A -その他-

Q 魚介類の寄生虫について
A 魚介類には多種類の寄生虫が寄生します。加工の段階で選別除去しますが、魚の筋などに入っている場合などは全て除去することは難しく、そのまま包装されたりします。また、海に生息している海産動物の甲殻類などが、魚介類と一緒に水揚げされたり、また魚体の中から出てきたり致します。「寄生虫と思うが害はありませんか」と言う問い合わせが多く上がっていますので、一覧表にまとめました。
寄生虫名 寄生魚類 人体への害
アニサキス
(体長2~3cm、糸状、ゼンマイのように巻いている)
サバ、スルメイカ、スケソウダラ、ニシン等多種 生きている場合要注意
フィロメトロイデス・セリオラ=ブリ
糸状虫(白色、紐状、体長50cmのも有
ブリの筋肉に寄生 害なし
フィロメトロイデス=カツオ糸状虫
(白色、紐状、体長50cmのも有)
カツオの筋肉に寄生 害なし
サーカリア・テヌイカウダ=幼虫
(尾共で15mm白色木綿糸)
アサリ(加熱すると浮いてくる) 害なし
テンタクラリア・コリフアエニ=幼虫
(白色長楕円形、ごはん粒状体長5mm)
カツオ、サバ、ブリなどの腹腔や筋肉に寄生 害なし
ニベリニア=幼虫
(テンタクラリアよりやや小さ目
タラ、イカ、クロシビマグロなどの腹腔や筋肉に寄生 害なし
広節列頭条虫のプレロセルコイド
(体長4mm、幅約2mm、乳白色)
サクラマス、カラフトマス、サケ等の筋肉に寄生 消化器障害悪性貧血
ゴナポダスミウス属
(直径1~の球状、または棒状)
トビウオ、マダイ、カツオ、マサバ等の筋肉 害なし
リリアトレマのシスト
(直径1mm、球状、乳白色)
エゾメバル、クロイソ、海産カジカ等の筋肉 害なし
ラジノジンクス・ゼルキルキー
(体長約1cm、円筒形、赤橙色)
サンマの腸に多く寄生、他にカツオ、サバ、タラ等 害なし
粘液胞子虫のシスト マグロ、ブリ、サケ、タラ、ウナギ、アユ等々 害なし
クドアのシスト(粘液胞子虫類) ブリ、ハマチ、マグロ、ニシン等の筋肉の中 害なし
等脚類 ブリ、タイ、サヨリ等の口腔に寄生 害なし
タイノエ タイの口腔に寄生 害なし
スフィリオン アカウオ 害なし
ペンネラ・オーケン(雌) サンマに多く、クジラ、カジキ、シイラ等の体内 害なし
ウミホタル タラコの中 害なし