生産者さんおじゃましまーす

掲載日:2018年09月24日

国産大豆100%豆腐使用やわらか絹厚あげ/三重県・(株)おとうふ工房いしかわ

そろそろ温かい煮物の恋しい季節が来ますね。9月に新登場する「国産大豆100%豆腐使用やわらか絹厚あげ」は味しみもよい絹ごし豆腐の厚あげです。製造しているのは豆腐をはじめとする大豆加工メーカー「おとうふ工房いしかわ」さん。

「おとうふ工房いしかわ」さんは、今年の3月に鶴見支所開発商品としてデビューした「国産大豆のとろける絹とうふ」でもおなじみです。この度、さらに新たな開発商品が誕生するということで、製造現場である菰野(こもの)工場(三重県)にお邪魔しました! ※1...株式会社八里屋(菰野工場)はおとうふ工房いしかわの100%出資子会社です

 おとうふ工房いしかわは、「自分の子どもに食べさせたい豆腐を作ろう」という想いで平成3年に設立されました(前身の豆腐屋の創業は明治)。それ以来、"国産大豆とにがり寄せ※2"という基本にこだわり、昔からの味わいを守り続けています。
 そんな当社の一番の特徴は、原料大豆は国産大豆を使っているということ。豆腐やおからを素材にしたお菓子やパン、デザートに使う大豆もそうです。その他の原料もできるだけ国産のものを使うということに重きを置いています。また、"日本の農業を応援したい"、これも我々が大切にしている想いです。
 国産に限るということは、原料確保が特に重要だということ。我々はこれまでのお付き合いの中で、全国各地の生産者の方々とつながりを作り、全国色んなところから大豆・小麦・砂糖や野菜を取り寄せています。また、モノづくりのメーカーとして、社員も農業体験をしたり、子どもの食育活動にも積極的に取り組んでいます。

※2...にがりで豆乳をかためること

 今回お話をいただいた新商品「国産大豆100%豆腐使用やわらか絹厚あげ」の開発には1年弱かかりました。
 試作品の試食で食感などに対するご意見・要望もありましたが、特に厚あげの"揚げ色"には煮物にしても焼いてもおいしそうな色というご要望をいただき苦労しました。揚げ色は、フライする時間や温度、フライ時の豆腐の量などによって変わるので、そもそもころあいの良い色を出すのが難しいもの。さらに今回は、自社にないカットサイズということもあって調整が難しかったです。ですが苦労した分、自信もありますし、早くたくさんの組合員さんに食べていただきたいです!
 木綿と違い絹ごし豆腐を使った厚あげなので、やわらかさとなめらかな食感も楽しんでいただきたいですね。きちんと揚げているので煮崩れの心配もそこまでしなくて大丈夫ですよ。
 農家の方々が大切に育ててくれた大豆を、たくさんの方に毎日食べていただきたい!という想いから、当社は商品のバリエーションがかなり豊富にありますので新しいものを具現化する苦労は常にありますね。

 本社は愛知県にあり、工場もそちらに集中していますが、この工場の特に得意とするのが揚げ出し豆腐で、厚あげも主にこちらで作っています。
 今回の開発商品「国産大豆100%豆腐使用やわらか絹厚あげ」もこの菰野(こもの)工場で、お豆腐づくりから一貫して製造。消泡剤は使わず、独自の装置で泡を壊して豆乳を炊き上げます。

おすすめレシピ

厚あげと豚肉のしょうが味噌炒め煮

「国産大豆100%豆腐使用やわらか絹厚あげ」を使って
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