掲載日:2012年05月02日
最近売っているのは甘いのが多いので、自分で昔ながらの梅干しが家で漬けられて満足です。干すときが少し面倒だけど、買うとけっこう高いし自分で漬けたらおいしく感じます。
今年も2kgくらい漬けてみようかな。
例年よりも半月ほど開花が遅れていた梅も4月初旬にはようやく咲き誇り、受粉のために置かれた巣箱からは、ミツバチが出てきて飛び始めました。
見上げるばかりの急斜面。産直・梅干用梅(南高種)を作る井手谷(いでたに)さんの畑は、山全体が白やピンク色の花で包まれる奈良県・賀名生(あのう)梅林の中腹(ちゅうふく)にあります。
ここ吉野川流域の美吉野は平安時代の俳句で詠われたほどの梅の名所。現在、美吉野農園組合では約100名の生産者が、梅を育てます。
お父さんの代から65年に渡る梅生産者の井手谷家、サラリーマンだった孝宏さんが家業を継いで4年になりました。「斜面だと、水はけが良くて梅の木には良いんだけど、作業は大変やなぁ。手で草刈りをするのが一番大変な作業やけど、根まで枯れてしまって地面が崩れるから、除草剤は使ったらあかんねん。遅霜が来たり、伝染病が流行ったり、年1回しか収穫できへんのに、毎年作柄が違うから、農業は厳しいなぁ」。
急斜面を登りながら肥料をまく、サラリーマン家庭で育った奥さんの敬子さん。「何年やっても、斜面ではお尻をついたり膝をついたりと、けっこう大変です。でも、南高梅っておいしいですよね。自家製の梅干しはお義母さんに習い、毎年漬けているんですよ」と笑顔でした。
梅干工場にて、塩漬けした梅を天日干ししている様子を見学。賀名生(あのう)梅林ではいろいろお話が聞けて、梅農家の大変さがよくわかりました。
産直 美吉野農園組合
予約梅干用梅(南高種) 【5月4回予約】L、1kg前後 680円
お届けは2012年6月25日(月)~29日(金)
梅干の漬け方のリーフレット付き
※その他の梅やらっきょう、しょうがの予約や企画回、調味料を別チラシ「キッチンメモ」に一覧表で掲載しています。