掲載日:2010年09月22日
私たちのくらしと切り離すことのできない「洗たく」。
今、洗たくが大きく変わろうとしています。
洗剤界の大手メーカーによる「すすぎ一回の洗剤」の開発が進む中、生協も、より環境にやさしく、忙しい組合員さんの家事にかかる時間を短縮するため、新しく「セフター・エナジー・リキッド」を開発し、組合員さんへのお届けが始まりました。
育児・家事・生協活動もフル回転の
西区の浜田さちさん
(株)コープクリーンの石田さんは神戸市西区の出身。 生協の洗剤開発の仕事に着き、5年目です。 「液体ニュークリーン」「液体おおぞら」などの開発をしてきました。
「COOPセフター・エナジー・リキッド」の開発をした
コープクリーン研究部・石田裕美子さん
セフター・エナジー・リキッドは、 [1]濃縮タイプでかつ、 [2]使いやすい適度な粘り気(粘度)、 [3]すすぎ一回の実現をめざした結果、 製造で使うエネルギー、配送で使うガソリンと費用などを減らすこともできました。
「今までの液体洗剤は『構成成分50%、残りは水』という割合で液体の状態が保たれていました。
この配合からどう水を削減するか、それとの戦いでした。
今まで積み重ねた独自研究を元に、目指す洗剤の実現に向けて、仮説を立てて実験を続けました。
どんな成分を入れれば、泥・タンパク質・皮脂・でんぷんが落ちるかは今までの経験である程度はわかっていましたが、沖縄の暑さでも北海道の寒さでも濁ったり分離したりせず、長期間家庭で保管しても液体の状態を保つ、かつ汚れ落ちも変わらないそんな洗剤に作り上げることがむずかしかったんです。考えて詰めて眠れない日もありましたね」。
「私たちの研究の仕事はとっても孤独な仕事なんですが、『生協の洗剤を信じてずっと使ってる』ていう組合員さんの声を聞くと元気をもらうし、やる気になりますね。
組合員さんからの声をもらえるその距離の短さは大手メーカーにない、生協の良さですよね。
一般家庭の洗たく物の量、汚れ方は一人暮らしの私にはわからなかったんですが、組合員さんの声があるから家庭での洗たくのようすがわかり、商品作りのアイデアをもらうんです」。
COOPセフター・エナジー・リキッドと他2社の洗剤を使って水温・汚れなど同じ環境で洗い比べをしました。
すすいだ後の水を比較
感想
・すすぎ一回の後の水を見てみたら、きれいだったので、すすぎ一回でも安心できた。
・洗浄力の面では他社には負けてないね。
・忙しい朝、5分でも早く出かけたいときは洗たく時間の短縮はうれしい。
・ビーフシチューの食べこぼしがついたTシャツは洗う前に原液をポトっと汚れの上に直付けできれいに落ちました。
CO・OPセフターEnergy(エナジー)リキッド400g
【10月3回】 278円
※つめかえ用もあります