組合員活動紹介

2017年12月18日

「異常気象と地球温暖化」 ~今 私たちにできること~

2017年度 第5回 推進学習会

2017年11月7日 京橋事務所(本部) 参加92名(組合員活動委員)


 今、地球規模で起こっている異常気象。ニュースで目にすることが増えてきました。今回は異常気象のメカニズムと、地球温暖化との関連について学び、その異常気象が私たちの生活にもたらす影響について知り、私たちができることを考えていけたらと、日本科学者会議大阪代表幹事の岩本智之さんと、防災まちづくり研究会・国土交通労働組合の日朝洋明さんのお二人をお招きし、学習しました。
 「地球は温暖化しています。地球の温度が上がると、海水の温度も上がるので蒸発量が多くなります。それにより大気中に含まれている水蒸気の量が多くなるので、全体として降水量が増えます」と岩本さん。ここ最近、集中豪雨の頻度が増している原因となっているといいます。私たちの身近なところでは、今年10月に大型の台風が日本列島を横断し、近畿でも大きな被害がありました。
 後半は、災害に関して国が実際に行っている情報提供や対策について学びました。防災から減災に考え方を変え、精度の高いシミュレーションに基づき、対応を考えられています。災害に備えてできることを日朝さんにお聞きしました。「近年の雨の降り方を学ぶことはものすごく大切。早い段階での避難計画をたてておき、事前に準備しておけば命は助かります。どうすれば命を守れるのかを、地域や家族で話をすることです。特に災害弱者と言われる高齢者などは、雨が強くなる前の避難行動を心がけてください」。
 参加者からは「自然現象の前では人は無力ですが、無力とあきらめず異常気象に少しでもならない生活を考えないと」「事前に情報を知って災害弱者にならないよう、日頃から知識を得ておくことが大切だと思いました」などの感想がありました。

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