組合員活動紹介

2017年10月23日

生協で買う意味って? ~商品案内から考えてみよう~

2017年度 第4回 推進学習会

2017年9月7日 京橋事務所(本部) 参加116名(組合員活動委員)


 前回の推進学習会で、わたしたちの主食であるお米について、生産現場はどうなっているのかを学びました。異常気象や天候不良などでリスクを抱えながら、今の日本の米政策のもとで生産を続けていくことが非常に難しくなっている現状を知りました。今回はそんな生産現場の状況がある中で、生協が何を考えて何を大切にしているかという商品政策について学び、そのうえで消費者である私たちが何を大切にするべきか、生協で買うことや活動する意味は何かを考えるきっかけになればと、おおさかパルコープ商品検査室の鶴田孝一郎さんを講師に学習しました。
 「オイルショック、狂乱物価、有害食品の氾濫といった情勢の中、『安全でよりよい商品をより安く』という消費者の願いをもとに生協がつくられました。食品添加物の規制緩和に対してのZリスト運動や、食品衛生法の改正・運用強化に関する請願署名など、食の安全をまもるためのとりくみを推進。また、自分たちで商品を開発し、その時代時代で組合員が安心できる商品がほしいという声にこたえてきました。産直事業も国産で安全な野菜や果物を組合員に届けたいというところから生まれ、産直交流は生産者の意欲の向上や、組合員の農畜産物に対する理解の向上につながっています」と鶴田さん。実際の生産者の声をきいてほしいと、肥後農産と紀ノ川農協の産地からのビデオレターも上映され、実際に産直交流に行かれた組合員さんの感想の紹介もありました。
 最後に、どのようにすれば私たち組合員が商品案内の中で買う力を発揮できるかというお話の中では「商品案内のマーク(ハート栽培・遺伝子組換不使用資料・サンゴ再生もずく基金対象品など)を参考にしていただければ。生協で買うことは社会のしくみをよくすることになるということがわかります。生協の商品を買う力によって、生産者のみなさんと一緒になって国産力を維持・継続できるとりくみに大きく寄与しているということを感じていただければと思います」とお話しいただきました。

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