組合員活動紹介

2017年01月30日

「地球温暖化と私達にできること」 ~「パリ協定」から考える~

2016年度 第6回 推進学習会

2016年12月1日 京橋事務所(本部) 参加80名(組合員活動委員)


地球温暖化が問題視されるようになって20年以上が経ちます。
最近では熱中症で搬送される人が増えていたり、ゲリラ豪雨や強い台風がきたりといままでとはちがうような被害や災害が起こるようになりました。
地球温暖化をくいとめようと、世界中の国々が国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)で長年にわたり話し合いやルールを作ってきました。
2015年12月にはパリ協定という国際ルールが採択され、2016年11月に発効されることとなりました。
パリ協定を通して地球温暖化について学び、日本と他国の現状を聞くことで日本が果たす役割について考えるきっかけにしたいと今回の学習会を開催。
講師として特定非営利活動法人 地球環境市民会議(CASA)専務理事の早川光俊さんに来ていただきました。
「地球温暖化により、天候・生物・作物など様々なところに影響はでてきます。世界で5番目のCO2排出量の日本も十分加害者であるということを自覚しなければいけません。
パリ協定は、全ての国が高い水準での目標を設定し、CO2排出量を減らしていくために、世界的に脱炭素社会の構築をめざすというもの。
再生可能エネルギーへの100%転換が必要なのです。原発稼働や石炭火力を増やしている日本は協定に逆行しているのです」と早川さん。
今後、日本が再生可能エネルギーを増やしていくためには、私たち市民が関心を持って学習をし続けること。
そして再生可能エネルギーを進めるために大切な仕組みづくりについて意見を表明し、参加・行動することが必要だと教えていただきました。
最後には「温暖化問題について、間に合うかどうかの確信はありませんが、行動しないと絶対に間に合わないのです。何よりも決して諦めないこと」と力強いお言葉をいただきました。
参加者からは「帰ってからも子どもや友達にも見せて考える時間が持てると思いうれしいです」
「エネルギー源の中での再生可能エネルギーの占める割合について、少しずつ上がればいいなという考えでいましたが甘かった~。『パリ協定』を遵守するには100%転換とは驚きました」などの感想がありました。

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