組合員活動紹介

2015年01月26日

2014年度 第4回 推進学習会
「どうなる日本?!」~日本が戦争に向かっているって聞くけれど…~

2014年12月10日
京橋本部 参加112名(組合員活動委員)

子どもたちにどんな未来を残すのか、岐路に立っている今だからこそ学習し考える機会にしたいと、立命館大学国際平和ミュージアム・名誉館長の安斎育郎先生を講師にお招きし、学習会を行いました。

講師の安斎育郎先生
講師の安斎育郎先生

1894~1895年の日清戦争から、太平洋戦争、原爆の投下、日本の〝平和憲法〟公布にいたるまでを教科書には載っていない裏話なども含め、歴史を細かく説明。興味深い話に、参加者も改めて「へーそうなんや!!」とうなずきながら聞き入ります。

「戦争の放棄・戦力の不保持などを謳った憲法第9条。
9条について様々な論議が交わされる現在、〝この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない〟という憲法12条をしっかり実践することが大切」と安斎先生。
権利が危うくなったとき、誰か任せにしてはいけない、私たち一人ひとりの力は「微力」でも「無力」ではないと熱く語られました。

最後に「今の子どもたちに必要な平和学習は??」という質問が。
「平和とは戦争がないということだけでなく、〝暴力がない状態〟のこと。その暴力は、戦争はもちろん貧困や環境破壊、医療や福祉の遅れなど、人間の能力が100%花開くことを阻むものすべてのことを言うんですよ。平和学習=戦争とこだわらず、様々な角度から平和を考え、主体的な判断力、自分に何ができるのか考えて実践する力をつけていくことが大切で、大人はそれを応援していかなければいけませんね」と締めくくられました。

「国境なき手品師団」名誉会員でもある安斎先生

難民キャンプなどを訪れ、辛い生活の中にも夢や希望を持ってほしいと、手品を通して伝えておられます。


「時間が経つのを忘れるくらいでした!」と参加された組合員さん

活動紹介TOPに戻る

カテゴリー


年別バックナンバー